バスリエは3月29日、お風呂とアトピーに関する調査の結果を発表した。調査期間は2022年1月~2023年2月、調査対象はアトピーに関心のある個人、有効回答は200人。
アトピーの重症度を聞くと、「軽い」が50.0%、「やや軽い」が41%、「やや重い が8%、「重い」が1%との結果に。アトピーがよく出る部位は、「腕」が16.3%、「首」が13.68%、「顔」が10.66%、「背中」が9.05%など、上半身が多かった。
湯に浸かると痒みや赤みが増すなど、アトピー症状が悪化するという話をよく聞く。そこで入浴頻度を尋ねたところ、アトピー症状を持っている人の65.84%が週に3日以上風呂に入っていると回答し、「シャワーのみ」は8.42%にとどまった。症状別にみると、症状が重い・やや重い人でも、44.44%は「毎日」、16.67%は「週に3~6日」風呂に入っていることがわかった。
入浴後の症状の変化については、56.5%が「変わらない」と回答し、「悪化した」は23.5%、「軽減した」は20%だった。入浴剤の使用については、「ほぼ毎日使用する」・「時々使用する」が52.0%、「使用しない」が40.5%と、アトピー体質でも入浴剤を使用している人の方が多い結果となった。
入浴時の工夫を聞くと、1位「体をごしごしこすらない」、2位「入浴後の保湿」・「湯温を高くしすぎない」(各16.22%)、4位「長湯しすぎない」(12.73%)となった。