デビットカードによるタッチ決済が若年層に人気だ。普段使いの店舗はもちろんECサイトの決済もOK。そのメリットを享受しているユーザーは日々増加中だ。そんな中、常時ポイント2%還元となる「りそなデビットカード〈プレミアム〉」が登場した。
キャッシュレス決済時代に存在感を増す「Visaデビット」
近年急速に進んだキャッシュレス決済。非接触への注目が高まり、そのメリットを日々実感している方も多いはずだ。
日本におけるVisaデビットの発行枚数にも、その注目度が表れている。昨年末時点で発行枚数は2,000万枚を超えた。また、過去2年間でコンビニを含む食料品・日用品のデビットによるタッチ決済の比率は、およそ10倍になったとの報告もある。
このほど登場する「りそなデビットカード」は、りそなホールディングスグループ傘下のりそな銀行、埼玉りそな銀行、関西みらい銀行が発行するVisaデビット一体型のキャッシュカード。フルバンキング機能を備えたりそなグループアプリと組み合わせることで、スマホがマイバンクになると大好評だ。メインバンクはアプリの使いやすさで選ぶのもいいだろう。
そんな「りそなデビットカード」に、アップグレードカードとしてこの4月3日より「りそなデビットカード〈プレミアム〉」の取り扱いが始まるとの情報が入ってきた。
以下で、メディア向けに開催された説明会の内容を抜粋して紹介したい。
ポイント2%の高還元率はデビットカードでは国内初
デビットは銀行口座の新しい使い方だ。買い物をすれば口座から即時引き落としされ、ATMもチャージも不要で支払いがスマート。限度額設定すれば使いすぎの心配もない。多くのメリットから利用者は増加を続ける一方、メインユーザーである若年層からは利用特典の向上を求める声が高まっているのもまた事実だ。
そこで、新登場の「りそなデビットカード〈プレミアム〉」は常時ポイント2%という高還元率を国内で初導入した。既存の「りそなデビットカード」ポイント還元率0.5%を大幅に更新することになる。
貯まったポイントは、20社以上のパートナー企業のポイントやマイルに交換が可能。メインカードとして利用日時・利用先・利用額などの条件を気にせず、使うほどにポイントが貯まる。
「りそなデビットカード」と同番号でアップグレード
新たにカードを作ると、カード番号も新しいものが付与されるのが一般的だ。公共料金やECサイトでカード決済を利用していると、既存のカード登録情報の更新が大変な手間となる。
ところが、「りそなデビットカード」からのアップグレードならば、同一番号で〈プレミアム〉へのアップグレードが可能。カード登録情報の更新をすることなく、引き続きカード決済が利用できるというわけだ。こちらも国内Visaデビット初の画期的な取り組みとなる。
環境負荷への配慮&月会費無料キャンペーン
カードデザインも新時代を感じさせる。まず、環境負担を軽減するリサイクル素材を採用していること。それから、カード情報をすべて裏面に集約し、サインパネルを廃止していること。グリーン、ブラック、ホワイトの3色から選べるのも気が利いている。
「りそなデビットカード〈プレミアム〉」は、近年のサブスクへのニーズ増を受け、一括年会費払いではなく700円(入会月無料)の月会費を設定している。デビュー特典として、2023年9月まではこの月会費が無料となる。若いビジネスパーソン、新社会人のライフスタイルに合致しそうだ。