ユーグレナは3月10日、「開拓性が高めの遺伝子タイプが多い都道府県(出生地)ランキング」を発表した。調査は2月、ユーグレナ・マイヘルスとジーンクエストの遺伝子解析サービス利用者2万1,371人のゲノムデータをもとに算出した。
心理学における研究理論の一つに、性格の個人差を「情緒安定性」「外向性」「協調性」「開拓性」「勤勉性」の5因子で記述するビッグファイブという考え方がある。一般的に性格は環境要因が多く影響していると考えられているが、遺伝要因も関係していることがカリフォルニア大学の研究で明らかになってきており、30~60%ほどが遺伝要因とされる研究結果もあるという。
調査では、新しいものを受け入れる寛容さに関する遺伝子解析項目「開拓性(SNP:rs6265)」に注目。同項目は「開拓性が高めのタイプ(遺伝子型:GG)」、「一般的なタイプ(遺伝子型:AG)」、「開拓性が低めのタイプ(遺伝子型:AA)」の3つの遺伝子型があり、今回は「開拓性が高めのタイプ(遺伝子型:GG)」に該当する人の割合を都道府県別(出生地)に算出し、数値化した。
その結果、開拓性が高めの遺伝子タイプが多い都道府県の1位は鳥取県(46.46%)となった。
以降、2位山形県(43.93%)、3位沖縄県(42.08%)、4位佐賀県(40.54%)、5位長崎県(40.39%)、6位福島県(40.06%)、7位高知県(39.39%)、8位愛媛県(39.03%)、9位山梨県(38.97%)、10位熊本県(38.08%)と続いた。
また、日本人における遺伝子型の割合は「開拓性が高めのタイプ(遺伝子型:GG)」が34.2%を占めたという。
※出生地に関するアンケートから都道府県を出している。