「一緒に暮らしているパートナーが“びっくりしやすい人”で……驚かせない方法はないでしょうか?」漫画家のカメントツさんのサブアカウント(@Computeroba)が良いアイデアを募集したところ、共感の声と共にたくさんの解決策が集まりました。
パートナーさんは、カメントツさんがふいに部屋に入ったり、声をかけたりするだけでも「飛び上がるほどビックリ」してしまうのだとか。これまでにもあれこれ試したのですが良い方法がなく、現在は自分の手や尻をたたきつつ「ハイハイ! パンパン! 存在! 存在!」と歌いながらながら家の中を移動する"存在踊り"方式に落ち着いているのだそうです。
投稿には、「私もびっくりしやすいタイプなので、パートナーさんの気持ちとってもよくわかります」「私もかなりのビビリ+犬耳で、ビックリすると過呼吸のような発作スイッチ入ってました」と同じような悩みを持つ人からのリプライが。
寄せられた解決策はさまざまで、「スマホ常備前提ですが、スマホから音楽流しておくのはどうでしょう」「ブーブークッションの小さいやつをスリッパに仕込む」「違う部屋から『ねーねー!』と話しながら近寄る」「徐々に足音を大きくしていく」など、多くのアイデアが寄せられています。
そこで、編集部はカメントツさんに話を聞いてみました。
ーー現在の「歌いながらながら家の中を移動する対策」について、パートナーさんはどのような反応をしていますか?
最初は笑ったり感謝されていたりしたのですが、今となっては無反応というか……。びっくりさせないための"存在踊り"が、わが家ではデフォルトになっておりまして、むしろ踊っていない方が「静かでびっくりした」という反応です。
ーーリプ欄にはたくさんのアイデアが集まっています。印象的なものや、これはやってみようというものはありますか?
みなさんのアイデアを一度にすべて試します。まず右足に下駄、左足にプープーサンダル。足にはシャカシャカ素材のボトムスを着用し、鈴やベルをたくさん縫い付けます。手には太鼓とマラカスを持ち、脇に挟んだカスタネットをカチカチ鳴らしながら錫杖(しゃくじょう)をジャランガジャランガ。もちろん尻も独自にたたきます。鼻歌と口笛とホーミーでボン・ジョヴィの『Have a Nice Day』とバッハの『主よ、人の望みの喜びよ』を同時に歌い、右肩に小鳥ピヨピヨ、左肩にラジカセを乗せてズンドコズンドコ。背中にはサンバの羽を背負い、自己のオーラーパワーの主張を強くする修行をした後に、僕が近づくと光るライトを設置。死角をなくすため、家中の壁をすべて鏡にしてマンションから平屋に引っ越し、最終的に彼女とは別居します。
もしくは、ドアに装着するベルが市販されているので、それを購入して試してみようかと。どちらの対応が良いか迷っています。
ーー完全に「ひとり"リオのカーニバル"」状態! しかも最後パートナーさんと別居しちゃってるじゃないですか……。ドアベルを試してみるのが良いと思います(笑)。最後に、反響への率直な感想を聞かせてください。
頻繁に驚いてしまう人からの「自分もそうです」という声がかなり多く、私のパートナー以外にもたくさんいらっしゃるんだなぁ……と実感しました。当事者の方は、内面生や感受性の問題として「頑張り」を押し付けられる事が多いらしいので、むしろ些細な工夫でなくす方向に知恵を出し合う、実行するのが何事においても大切だなぁと思いました。
同じ悩みを持つ人たちからたくさんの共感が寄せられたこちらの投稿。リプライ欄のアイデアも参考になるかもしれません。気になる人はぜひチェックしてみてください。
同棲しているパートナーさんがとてもびっくりしやすい人で、僕がふいに部屋に入ったり声をかけたりすると飛び上がるほどビックリします。何か驚かせない方法はないでしょうか?
— カメントツのサブアカ (@Computeroba) February 6, 2023
今のところ自分の手や尻を叩きながら「ハイハイ!パンパン!存在!存在!」と歌い踊りながら家の中を移動しています…