MMD研究所は2月24日、「2023年1月スマートフォン決済利用動向調査」の結果を発表した。同調査は2023年1月27日~31日、18歳~69歳の男女2万5,000人を対象に、インターネットで実施した。
普段の支払い方法について尋ねたところ、最も多い回答は「現金」(85.6%)が最も多く、「クレジットカード」(70.8%)、「スマホ決済(タッチ式、QRコード式含む)」(49.8%)と続いた。
スマホ決済サービスを現在利用していると回答した人に、利用しているスマホ決済サービスについて聞くと、1サービスのみ利用していると回答した人は37.4%、複数のサービスを利用していると回答した人は62.6%だった。
サービス別でみると、QRコード決済サービスでは1サービスのみ利用している人は47.8%、複数サービスを利用している人は52.2%、スマホ非接触決済サービスでは1サービスのみ利用している人は57.3%、複数サービスを利用している人は42.7%だった。
スマホ決済サービスを現在複数利用していると回答した人の利用個数をみると、2個が40.3%、3個が24.0%。スマホ決済サービス現在利用者全体の平均利用個数は、2.7個だった。
現在利用しているスマホ決済サービスを聞くと、最も多かったのは「PayPay」(41.2%)で、「楽天ペイ」(19.4%)、「d払い」(18.8%)と続いた。QRコード決済サービスとスマホ非接触決済サービスをどちらも現在利用していると回答した人に、最も利用しているスマホ決済サービスを尋ねると、最も多い回答は「PayPay」(31.2%)で、次いで「楽天ペイ」(15.0%)、「d払い」(14.2%)となった。
QRコード決済サービスを現在利用していると回答した人に、最も利用しているQRコード決済サービスを聞いたところ、トップは「PayPay」(50.0%)、2位は「d払い」(16.8%)、3位は「楽天ペイ」(16.4%)だった。
スマホ非接触決済サービスを現在利用していると回答した人に、最も利用している非接触決済サービスを聞くと、1位は「モバイルSuica」(23.4%)、次いで「Visaのタッチ決済」(16.7%)、「iD」(16.5%)となった。
スマホ決済サービスユーザーに、メイン利用しているスマホ決済サービスのチャージ方法・連携方法について尋ねると、PayPayは「銀行口座からのチャージ」(28.0%)、d払いは「スマートフォン料金と合算払い」(44.7%)が最も多かった。
最も利用しているスマホ非接触決済サービス上位であるモバイルSuicaでは、「クレジットカードからのチャージ」(56.0%)、iDは「クレジットカードとの連携」(60.0%)が最も多かった。
スマホ決済サービスユーザーに、メイン利用しているスマホ決済サービスを使い始めた理由を尋ねると、QRコード決済サービスでは「ポイントがたくさん貯まるから」(40.3%)、スマホ非接触決済サービスでは「会計がスピーディーに終わるから」(35.4%)が最も多かった。
スマホ決済サービスユーザーに、メイン利用しているスマホ決済サービスをどのような場所で利用しているか聞くと、「コンビニエンスストア」(59.8%)が最も多く、「スーパー」(43.1%)、「ドラッグストア」(39.7%)と続いた。
メイン利用しているスマホ決済サービスの利用を場所ごとに聞くと、利用場所上位のコンビニエンスストアはnanacoモバイルユーザーの82.7%、au PAYユーザーの73.3%、d払いユーザーの68.0%が利用していることが明らかとなった。スーパーではモバイルWAONユーザーの77.3%、PayPayユーザーの51.3%、iDユーザーの49.3%が利用している。
ドラッグストアでは楽天ペイユーザーの55.3%、d払いユーザーの54.0%、au PAYユーザーの49.3%が利用していることがわかった。