• 拭き取り化粧水の使い方とは?

    拭き取り化粧水の使い方を解説します

拭き取り化粧水の使い方がわからず挑戦できない、効果を理解しないままなんとなく使っているという方はいらっしゃいませんか?

美肌作りのサポートができる拭き取り化粧水は、プチプラからデパコスまで幅広いメーカーが販売しているアイテムです。 しかし、使用方法を間違えていると、肌トラブルを招く可能性があるので要注意。 正しい使い方をマスターして、効果的に取り入れてみましょう。

今回は拭き取り化粧水の使い方と合わせて、おすすめの拭き取り化粧水5選を紹介します。 すぐにケアを開始できるよう、使い方に関するよくある質問にも回答しているので、ぜひ最後まで読んでいってくださいね。

拭き取り化粧水の役割

  • 拭き取り化粧水の使い方とは?

    拭き取り化粧水の役割はどのようなものがあるのでしょうか

拭き取り化粧水とは名前のとおり、肌を拭き取る化粧水です。 肌表面に付着している余分なものを落とすことで、美肌作りのサポートができます。 では、実際に使用したとき、どのような効果が期待できるのでしょうか?

ここでは拭き取り化粧水の役割を具体的に解説します。

汚れや角質をオフして肌のターンオーバーを整える

拭き取り化粧水は角質や汚れを除去し、美肌作りを助ける効果があります。

肌は日々新しい細胞が生まれ、古い細胞は剥がれ落ちる「ターンオーバー」というサイクルがおこなわれています。 ターンオーバーはうるおい保持や刺激から肌を守る、バリア機能の維持に欠かせません。 しかし、外的刺激や生活習慣など、あらゆる要因によってサイクルが乱れてしまいます。 本来剥がれ落ちるはずの古い細胞は角質と呼ばれ、肌に停滞しているとトラブルの原因になってしまうのです。

また、洗顔後は汚れがすべて落ちて、綺麗な素肌になっていると思われがちです。しかし、実際はメイクや洗顔料のすすぎ残しなど、目に見えない汚れが残っている場合もあるのです。洗顔後に拭き取り化粧水を使用することは、汚れを落としてクリアな素肌に近づける役割があります。

汚れや角質が肌に残っていると、毛穴詰まりを起こして肌トラブルの原因となります。 余分なものが付着した肌ではスキンケアやコスメのなじみも悪く、保湿ケアやメイクの効率がよくありません。スキンケアの効果が下がると、さらにターンオーバーが乱れやすくなる悪循環に。

ターンオーバーを整えることは、肌本来の保湿やバリア機能を高めます。 その結果、肌のきめが整い透明感もアップするので、肌のゴワつきやスキンケアの浸透が悪い方に取り入れてほしいアイテムです。

ニキビ・ベタつきを抑える

拭き取り化粧水は皮脂を除去するので、肌のベタつきやニキビ予防にも役立ちます。

しっかり顔を洗ったはずなのに、皮脂のベタつきが残っていたという経験はありませんか? 皮脂は健やかな肌を保つために必要なものですが、余分に残っているとトラブルの原因になります。

特に幅広い年齢層の方がお悩みのニキビは、過剰な皮脂や角質で毛穴が詰まることをきっかけに発生します。また、皮脂は空気に触れると酸化していくので、ニキビに悩んでいない方も見逃すことはできません。

酸化した皮脂は肌細胞に悪影響を与え、老化を加速させたり、シミのもとであるメラニンの生産を促したりします。洗顔後にスッキリ汚れが落ちた感じがしないという方は、拭き取り化粧水を取り入れてみましょう。

しかし、皮脂には肌のうるおいを保ち、外的刺激から保護する役割もあります。 皮脂の取りすぎに注意しながら拭き取り化粧水で適度にオフしておくと、トラブル予防にも役立ちますよ。

拭き取り化粧水はいつ使うの?

  • 拭き取り化粧水の使い方とは?

    拭き取り化粧水はいつ使うのでしょうか

拭き取り化粧水は洗顔後、最初に使用するのが一般的です。これは不要な角質や皮脂などの汚れを除去し、次に使う保湿アイテムの効果を最大限引き出す効果があるためです。

普段使用するスキンケアは肌を保湿する「与えるケア」、拭き取り化粧水は肌をクリアにする「落とすケア」と考えましょう。 与える前に落としておくことは、クレンジングや洗顔などと同じ考え方となります。

ただし、製品によっては使用方法が異なる場合があります。 購入したアイテムの使用するタイミングを確認し、適切な順番でケアに取り入れましょう。

拭き取り化粧水の使い方

  • 拭き取り化粧水の使い方とは?

    拭き取り化粧水の使い方を解説します

ここでは実際に拭き取り化粧水を取り入れるために、適切な使い方を解説します。

コットンを使って拭き取る

拭き取り化粧水はコットンにたっぷり取って使用しましょう。 保湿目的で使用する化粧水は、およそ500円玉1枚分が適量とされています。 しかし、拭き取り化粧水はコットンをすべらせて拭き取るため、摩擦が肌にダメージを与える可能性があります。 そのため、コットンにたっぷり液を浸し、すべりを良くして負担を最小限にしましょう。

コットンが肌に触れる部分は、裏まで拭き取り化粧水が浸っているかを確認します。 肌に強く押し当てたら液が垂れてくるほど、ヒタヒタな状態が適量です。 拭き取り化粧水を贅沢に使うことで、肌の負担を抑えることができます。

目元口元は避ける

顔の皮膚は繊細な構造をしていますが、特に薄くダメージを受けやすいのが目元と口元です。 皮膚が薄く水分を保ちづらく、皮脂分泌も少ないので、拭き取り化粧水で皮脂や角質を取り過ぎないように注意しましょう。

たっぷりと拭き取り化粧水を浸したコットンを、頬の内側から外側に向かってすべらせます。 左右の頬を拭き取ったら、額も中央から外側へ。 鼻は鼻筋を通るように上から下へすべらせ、仕上げに小鼻をやさしくなで下ろすように拭いたら終了です。 肌に残った拭き取り化粧水は、手のひらで包み込むようになじませましょう。

使用頻度は製品の特徴と肌質に合わせて決める

さっぱりとした使用感の拭き取り化粧水は、気持ちが良くて毎日でも使いたくなりますよね。 しかし、角質や皮脂の取りすぎは肌トラブルの原因となります。 取り入れる際は使用頻度に注意しましょう。

特に角質除去効果が高いアイテムは、毎日使用できないものもあります。 製品の使い方を確認し、使用頻度は守りましょう。

推奨されている使用頻度がわからないものは、週1~2回など少ない回数から取り入れていきます。 肌状態や効果によって回数を増やす際は、肌の変化を観察することが大切です。 肌に乾燥や赤みが出てくる、敏感になっている場合は、皮脂や角質を落としすぎているかもしれません。 回数を減らし、肌の状態がいいと感じるベストな使用頻度を見極めましょう。

拭き取り化粧水の使い方でよくあるFAQ

  • 拭き取り化粧水の使い方とは?

    拭き取り化粧水のよくある疑問を紹介します

拭き取り化粧水の気になる使い方について、よくある質問を集めました。 正しくケアを取り入れるために、わからない点をクリアにしておきましょう。

朝の洗顔代わりに使っていい? 使い方は?

拭き取り化粧水は、製品によって朝の洗顔代わりにも使用できます。 ただし、これも肌質やその日の肌状態を見極めることが肝心です。

本来拭き取り化粧水は、クレンジングや洗顔で落としきれなかった汚れを落とす、補助のスキンケアです。 角質や皮脂が多い肌質や、前日のスキンケアの油分が多く残っている場合は、洗顔できちんと落とす必要があります。 拭き取り化粧水だけで落とそうとすると、かえって汚れを残してしまう可能性があるので注意しましょう。

朝の洗顔として拭き取り化粧水を使用するときも、洗顔後と同様にコットンに浸して拭き取ります。 拭き取り後の保湿ケアもセットでおこないましょう。 特にメイク前のスキンケアはメイクの持続を左右します。 また、角質や皮脂を落とした肌は無防備で、刺激を受けやすい状態です。 しっかりと保湿や紫外線対策をすることで、紫外線や乾燥から肌を守りましょう。

手でつけていい?

拭き取り化粧水は通常の化粧水と違い、基本的にはコットンで使用することが推奨されています。 これは肌についた角質や皮脂などの汚れを、コットンが絡めとる働きをするからです。 そのため、手でつけただけでは汚れが取れていない場合があります。 製品によっては手でつけられるものもあるので、コットンが使えない方は検討してみてくださいね。

拭き取らない使い方をしてもいい?

コットンでの拭き取りが刺激になる、摩擦が気になるという方は、拭き取りをしなくてもOKです。 たっぷり拭き取り化粧水を浸したコットンを、肌に当てるようにトントン押さえて使ってみましょう。 汚れを落とす効果は半減しますが、肌に負担をかけずに使用できます。

拭き取り化粧水だけで保湿を済ましていい?

拭き取り化粧水は汚れを落とすためのアイテムなので、使用後は化粧水や乳液などで保湿する必要があります。 中には保湿効果が高い製品もありますが、角質や皮脂を落とした肌は乾燥しやすい状態です。 拭き取るだけでケアが完了する製品を除いて、基本的には拭き取ったあとの保湿が必要になります。

おすすめ拭き取り化粧水5選

拭き取り化粧水の使い方を理解したところで、おすすめのアイテムをご紹介します。 今回はすべて朝の洗顔代わりにも使える、便利な製品を選びました。 クレンジングタイプやシートマスクタイプもピックアップしていますので、自分に合った製品を探してみてくださいね。

コスメデコルテ「スノークラリファイア」

気になる皮脂や角質だけでなく、花粉やPM2.5などの汚れを除去する拭き取り美容液。 とろりとしたジェル状テクスチャーがクッションとなり、肌負担を抑えてケアできます。 フルーツ酸のピーリング成分に敏感な方も使いやすい、AHAフリー処方もポイント。 拭き取ったあとはうるおいが残り、みずみずしい透明感のある肌に整えます。

価格 4,400円
内容量 150ml
分類 拭き取り美容液
主な配合成分 チャ葉エキス、ヤシャブシ実エキス、腐葉土抽出物など

無印良品「拭き取り化粧水」

マイルドな使用感で、幅広い肌質の方におすすめの拭き取り化粧水。 天然うるおい成分に5種の植物エキスやアンズ果汁を配合し、さっぱりとした使用感が特徴です。 化粧水の大半を占める水には岩手県釜石の天然水を使用。 大容量サイズも販売されているので、ボディまで惜しみなくケアできます。

価格 1,290円
内容量 200ml
分類 拭き取り化粧水
主な配合成分 ツバキ種子エキス、ミツバアケビ茎エキス、ジャノヒゲ根エキス、コメヌカエキス、アンズ果汁、スベリヒユエキスなど

ナリスアップ「ネイチャーコンク 薬用クリアローション」

肌質に合わせてテクスチャーを選べる、コスパの良い拭き取り化粧水。 「うるおうタイプ」と「とてもしっとりタイプ」の2パターンで展開しています。 拭き取り化粧水だけでなく、保湿化粧水や導入化粧水としても使用できます。 美白*有効成分にプラセンタエキス、抗炎症成分にグリチルリチン酸ジカリウムを配合。 購入しやすい価格ですが、高機能な製品となっています。

*メラニンの生成を抑え、シミそばかすを防ぐ

価格 935円
内容量 200ml
分類 医薬部外品
主な配合成分 プラセンタエキス、グリチルリチン酸ジカリウム、ヨクイニンエキスなど

ビオデルマ「イドラビオ エイチツーオー」

うるおいを与えながらやさしく拭きあげる、ウォータークレンジング。 朝の洗顔代わりに使用すれば、保湿ケアまでできるスグレモノです。 ビオデルマは人気の高い製品をいくつも販売していますが、この化粧水は乾燥しやすい方におすすめ。 不要な皮脂や汚れを落とすだけでなく、独自保湿成分が角質層にうるおいを与えます。

価格 2,530円
内容量 250ml
分類 ウォータークレンジング
主な配合成分 アップルシードエキス、ナイアシンアミド、など

サボリーノ「目ざまシート ひきしめタイプ」

朝の洗顔から保湿ケアまでを手軽におこなえるシートマスクタイプ。 剥がしたシートでそのまま拭き取りができ、忙しい朝でも短時間で角質ケアまで完了します。 リンゴ酸が角質をやわらげ、オレンジ油とアボカドエキスのうるおいで、みずみずしい肌に整えます。 メントールの清涼感とフルーティーハーブの香りが、朝のスキンケアにぴったりです。

価格 1,430円
内容量 32枚
分類 シートマスク
主な配合成分 グレープフルーツ果皮エキス、オレンジ油、アボカドエキスなど

拭き取り化粧水の正しい使い方を実践してクリアな肌に

今回は拭き取り化粧水の使い方について解説しました。 ここで記事の内容を簡単に振り返ってみましょう。

  • 拭き取り化粧水は角質や皮脂などの汚れをオフするスキンケア
  • 洗顔後、コットンにたっぷり浸してやさしく拭き取る
  • 製品の使用方法や肌状態を確認し、適度に使用する
  • 洗顔代わりに使用する場合は、肌のコンディションを見極める
  • 拭き取り後は必要に応じて保湿ケアをする

不要な角質や皮脂を落として、素肌を整える拭き取り化粧水。 適度に取り入れるとスキンケアの効果を高め、なめらかな肌が手に入ります。

しかし、必要な角質まで落としてしまうリスクがあるので、使用回数や摩擦に注意しましょう。 肌への負担を抑えるため、コットンは拭き取り化粧水でヒタヒタにするのがポイントです。 製品によって毎日使えるものや、週に1~2回の使用を推奨しているものもあります。 肌の乾燥や赤みが出ていないか確認し、推奨の使用頻度は必ず守ってケアしましょう。

また、朝の洗顔代わりに使用するときは、肌のコンディションにも注目。 拭き取り化粧水は、クレンジングや洗顔で落とせなかった汚れを落とすアイテムです。 皮脂分泌が多い日や、ゴワつきがあるときは、まず基本の洗顔からおこなうのがベスト。 オールインワンタイプの製品以外は、拭き取りだけでケアを終えると肌が乾燥してしまいます。 拭き取り後の肌はデリケートなので、丁寧な保湿や紫外線対策を心がけてくださいね。

拭き取り化粧水の使用方法を守って、つるんとなめらかな肌を手に入れましょう。