「フリーランスという働き方に関するアンケート」の結果を発表した。調査は1月12日~20日、都市部在住の20~60歳の会社員300名、および同社サービス「FREENANCE byGMO」に登録しているフリーランス682名を対象にインターネットで行われた。
会社員として働いている人を対象に、フリーランスという働き方への願望を聞いたところ、「フリーランスになることを念頭に会社員をしている」(10.3%)や、「フリーランスになれるならなりたいと思っている」(38.3%)と、約半数の人にフリーランスへの願望があることがわかった。
そこで、もしフリーランスになったら何を重視するかと質問したところ、「今より稼ぎたい」(48.7%)が最多となり、具体的には「今の年収の1.5倍以上」(24.0%)という回答が目立ち、「フリーランス=より稼げる」という前向きなイメージを持っている人が増大しているよう。
また、「働く場所と時間を自由に選びたい」(47.7%)、「好きなことを仕事にしたい」(37.0%)、「ルールに縛られず自分のスタイルで仕事がしたい」(36.7%)といった点を重視する人も多く、年代別にみると、40代は「稼ぎたい」、50代以上になると「働く場所と時間を自由に選びたい」が最多となり、年代によって仕事に求める理想が変化することがわかった。
続いて、フリーランスになる適正年齢について聞いたところ、会社員は「30代」(33.0%)が最も多く、次いで「40代」(26.0%)。また、「適正年齢というものはない」(17.7%)という意見も数字を伸ばした。
一方、すでにフリーランスとして働いている人が考える適正年齢は、「30代」がダントツの47.7%。次点は、「適正年齢というものはない」(20.5%)だったが、フリーランスの8割以上が、「会社員の経験がフリーランスとして働く中で役に立っている」(83.5%)と回答していることから、フリーランスの仕事をする上で社会人経験を一定以上積むことが必要と考えている人が多いことがうかがえた。
会社員への質問と同様に、フリーランスの人にも「フリーランスという働き方に夢があるか」と尋ねたところ、8割弱が「とてもそう思う」「ややそう思う」と回答し、会社員の約5割を大きく上回る結果に。
また、フリーランスになるにあたって重視したことを聞くと、「今より稼ぎたい」(39.3%)よりも、「働く場所と時間を自由に選びたい」(72.1%)や「好きなことを仕事にしたい」(49.6%)、「ルールに縛られず自分のスタイルで仕事がしたい」(56.6%)など、自由な働き方を求める回答が上位となった。