ネオジャパンは1月31日、ビジネスコミュニケーション研究機関「NEOビズコミ研究所」による「第1回ウェブ会議に関する実態調査」に続く、ウェブ会議に関する実態をより深堀する調査の結果を発表した。調査は2022年12月、20代〜50代のデスクワーカー400人を対象に行われたもの。
まず、ウェブ会議に参加した際に「やってはいけない」と思いつつ、ついしてしまったことを尋ねてみた。すると、「その会議とは関係ない仕事をする」が24.0%、「人には見せられない身だしなみで参加する」が19.0%、「発声せず、チャットだけで会話に加わる」が9.8%で上位となった。
また、割合は少ないものの、「居眠りをする」(7.0%)、「他の人に成りすまして参加する」(3.3%)、「飲酒する」(3.0%)などの回答も見られた。
ウェブ会議に出席する際の「カメラのON/OFF」について聞いてみると、「常にカメラONにしている」が30.3%、「どちらかと言うとカメラONにしている」が28.3%となった。ON派が58.6%となり、OFF派(41.5%)を上回る結果となった。
続いて、あなたが参加する社内ウェブ会議の雰囲気については、45.5%が「カメラは必ずONにしていなければいけない雰囲気がある」、54.5%が「カメラOFFでも許される雰囲気がある」と回答した。
それぞれの回答には「個人の意志」で決めているケースと、会社からの指示や同調圧力など、外圧が影響しているケースと両方あることも分かった。
出席したウェブ会議で他のメンバーが、カメラをOFFにしている時にどのような印象を持つか聞いてみると、41.3%が「特に何も思わない」と回答したものの、「他のことをしながら参加しているのかな、と思う」(21.5%)や「参加意欲がないのかな、と思う」(21.3%)といった回答も見られた。
バーチャル背景を使ったことがあるか尋ねると、40.0%が「ある」、60.0%が「ない」という結果に。性年代別で見ると、30代男性が51%で最多となっている。
バーチャル背景を使う理由については、「背景に見せたくないものがあるから」(81.9%)が圧倒的多数に。また、数は少ないものの「自分の性格やキャラクターを表現する手段として」(12.5%)や「自分が楽しい気分になるから」(10.6%)の回答も見られた。
他人がバーチャル背景を使用することに対してどのような印象を持つか聞いてみると、「特に何も思わない」が48.3%で最多であるが、22.5%が「機能を使いこなしていてすごいな、と思う」、17.3%が「その人らしくて好ましいな、と思う」、15.8%が「楽しくて良いな、と思う」と回答。好意的な意見も多く見られた。