ナリス化粧品は1月27日、子どもとの入浴に関する調査結果を発表した。調査は2022年11月11日〜12月16日、25歳〜44歳の12歳以下の子どもを持つ男女2209名を対象に行われたもの。
まず、子どもが主に家族の誰と入浴しているかを聞いたところ、もっとも多かったのは「お母さん」で56.4%なった。次いで「お父さん」が19.9%で続き、「ひとりで入る」は14.4%であった。
子どもの年齢別・性別で見た分析では、お母さんとの入浴の場合、0歳〜5歳までは子どもの性別による差がほとんどないものの、小学生になる6歳以降では男児は5割を切る結果に。女児は小学生以降、歳を重ねても比較的長くお母さんと一緒に入浴している傾向が見られた。
お父さんとの入浴で見ると、女児は1歳が31.7%でピークとなり、それ以降は徐々に減少していく。5歳までは、男児と女児で差がほとんどないが、6歳以降では女児は男児と比べて少なくなる傾向が見られる。
また、小学校を卒業、中学生になる年齢の12歳では、性別の異なる両親との入浴は男児・女児ともに0%となっている。
ひとりで入浴するようになるのは、7歳では性別を問わず1割超、10歳を超える頃には半数以上となっている。12歳では圧倒的にひとりで入る子どもが多いが、女児では比較的低く、お母さんと一緒に入浴する割合が高く見られる。
子どもと一緒に入浴している人は、88.5%で、その頻度について尋ねると、男性の20代後半〜30代前半では、約3割が「毎日」と回答した。30代後半〜40代前半では、週に1〜2回程度が最多で、毎日入っていると答えている割合も年齢を重ねるごとに少なくなることが分かった。
女性の20代前半では51.6%が「毎日」と回答しているが、年齢が上がるにつれて減っていき、40代前半では25.5%となっている。
子どもと一緒に入浴している人に対し、子どもと一緒に入浴することが好きか聞いてみると、38.0%が「とても好き」、46.3%が「まあまあ好き」と回答。合わせて84.3%が好きであることが分かった。
男女別で見ると、「とても好き」は男性で44.4%、女性が31.6%となっている。 特に多いのは、20代後半の男性で52.5%と半数以上に。「とても好き」と「まあまあ好き」を合わせた割合は、男性はどの世代でも約9割となっており、40歳前半で93.9%にのぼった。
一方で、女性では20代後半で「とても好き」と「まあまあ好き」がともに約4割。女性はすべての世代で、「あまり好きではない」と答えている人が1割以上となっており、特に40代前半では23.0%が「あまり好きではない」、2.5%が「全く好きではない」と答えている。