日本健康食育協会は1月24日、「受験生の朝食」に関する調査結果を発表した。同調査は1月12日、35歳以上60歳未満の受験生の子どもを持つ母親全国720人を対象に、インターネットで実施した。
受験生の子どもは朝食を摂るか尋ねたところ、「毎朝摂る」(76.3%)が圧倒的に多かった。「摂ったり摂らなかったり」は10.0%、「平日は摂る」は8.8%、「摂らない」は2.9%だった。
「朝食を摂っている」と回答した母親に、朝食の主食について聞くと、「お米(ごはん)」(68.2%)が最も多く、「パン(菓子パンを除く)」(48.8%)、「菓子パン」(23.2%)、「シリアル」(23.2%)と続いた。
受験前日・当日、受験生の子どもに朝食を食べさせるか尋ねると、83.5%が「前日も当日も食べさせる」と答えた。
受験前日・当日に食べると、集中力が高まる朝食があることを知っているか尋ねたところ、55.1%と半数以上が「知らない」と回答した。「献立まで知っている」は、9.9%にとどまっている。
同協会によると、空腹状態では思考力が落ち集中力も上がらないという。朝食を摂るとエネルギー消費が活発になり、体温が上がって血液の循環もよくなるので、脳が活性化するだけではなく、腸の動きも活発になる。さらにそしゃくすることで、集中力もよりアップするとのこと。
ごはんとみそ汁、おかずのそろった和朝食は、集中力を高める理想的な朝食であるという。受験当日に食べてほしい朝食としては、ごはん(消化のよい白米、雑穀ごはん、麦ごはん)、野菜たっぷりみそ汁(緑黄色野菜、根菜類、きのこ類)、たんぱく源になるおかず1品(魚や卵、納豆など)の「一汁一菜」スタイルがおすすめとのこと。