ネオジャパンのビジネスコミュニケーション研究機関『NEOビズコミ研究所』は1月16日、「ウェブ会議に関する実態調査」の結果を発表した。同調査は2022年12月、全国の20代~50代のデスクワーカー400名を対象に、インターネットで実施した。
参加するすべての会議(打ち合わせ)のうち、ウェブ会議が占める割合はどれくらいか尋ねたところ、53.6%が「すべての会議をウェブ会議で行っている」「ほとんどの会議をウェブ会議で行っている」と答えた。一方、「すべての会議を対面で行っている」「ほとんどの会議を対面で行っている」は20.5%で、パソコンの画面越しでのコミュニケーションが主流になっていることが分かった。
ウェブ会議の活用頻度は、約1年前と比較して増えたか減ったか聞くと、51.1%が「かなり増えた」「少し増えた」と答えた。「少し減った」「かなり減った」は1割未満にとどまっている。
ウェブ会議についてどんな印象を持っているか尋ねると、58.6%が「大変好ましい」「それなりに好ましい」と回答した。「あまり好ましくない」「まったく好ましくない」は、合わせて11.8%と少数派だった。
ウェブ会議は、対面での会議と比較して「意思疎通」の面でどう感じるか聞くと、75.0%が「対面での会議と比較して意思疎通が図りにくいことがある」と回答した。
ウェブ会議に感じているデメリットを尋ねると、最も多い回答は「通信環境等により途中で回線が切れたり、何度も繋げ直す等無駄が出る」(40.0%)で、「相手のリアクションが読みにくく発言の意図が伝わっているか不安になる」(37.5%)、「参加者がたくさん居ると誰が喋っているか分かりにくい」(36.8%)、「同時に複数の人が話し出すと会話がストップしてしまう」(31.5%)と続いた。