「ニキビが潰れたときの対処法が分からない」といったお悩みを抱えていませんか? 今回は、ニキビが潰れた直後のケア方法をご紹介します。
また、ニキビが潰れて出血してしまった場合の対処法や、ニキビが潰れて芯が取れてしまった場合のことも解説しますので、ニキビが潰れたときの対処法が知りたい人は要チェックですよ。
ニキビが潰れた直後の対処法って?
ニキビが潰れた直後の対処法をご紹介します。5つの手順で正しいケアを行って、今より悪化させないようにしていきましょう。
1.膿や血をティッシュで拭き取る
ニキビが潰れた直後に膿や血が出てしまったら、清潔なティッシュやコットン、またはガーゼを使って拭き取りましょう。 ティッシュで拭き取るときは、こするように拭き取るのはNGです。潰れたニキビをこすってしまうと、炎症が広がり悪化してしまう恐れがあります。
ティッシュに膿や血を吸わせるように、優しくおさえるようにして拭き取ってくださいね。
2.流水で洗う
膿や血を拭き取ったら、流水で洗いましょう。 流水で洗うことによって、潰れたニキビを清潔な状態にしておきます。
ニキビを流水で洗うときは、こすらず丁寧に優しく洗い流すのがポイントです。 熱いお湯だと刺激が強いので、ぬるま湯で洗い流してくださいね。 洗い流したら、清潔なティッシュやタオルで優しく拭きましょう。
その後、肌が弱くない方は患部を消毒します。
3.保湿をする
ニキビが潰れた部分を流水で洗ったら、しっかりと保湿ケアを行いましょう。 肌が乾燥していると肌表面のバリア機能が低下し、外部からの刺激を受けやすくなります。 ニキビ周辺はすでに炎症を起こしているため、保湿ケアを行って外部の刺激から肌を守りましょう。
スキンケア製品を選ぶときは、自分の肌質に合った保湿成分が入っているスキンケアを選んで使ってくださいね。 ニキビができて潰れてしまったあとも、刺激からニキビや肌を守るために保湿ケアをしておきましょう。
4.手を触れない&メイクなどの刺激物は避ける
保湿後、潰れたニキビは手で触らないようにしましょう。 不衛生な手でむやみに触ってしまうと、潰れたニキビから雑菌やバイ菌が入ってしまいさらに悪化してしまう恐れがあります。
また、ファンデーションやコンシーラーなどで、潰れたニキビを隠すために重ね塗りをするのは避けましょう。 ファンデーションの重ね塗りは、潰れたニキビに刺激を与えるだけではなく、毛穴詰まりを引き起こしてしまいます。潰れたニキビが悪化してしまう原因に。
潰れたニキビにファンデーションを使いたい場合は、潰れたニキビ周辺は避けてメイクをしてくださいね。
5.可能であれば皮膚科にかかる
ニキビが潰れてしまったら、可能であれば皮膚科を受診するのが望ましいです。 適切な治療や処置をしてもらうことによって、潰れたニキビの改善や悪化の予防に期待ができます。
ニキビが潰れて膿や血が出た場合、ニキビの炎症が進行していることが推測されます。 塗り薬や飲み薬などの薬物治療のほか、必要に応じてレーザー治療などが検討される場合もあるでしょう。 ニキビが悪化したりニキビ跡になったりしてしまう前に、皮膚科の受診を検討してみてくださいね。
ニキビが潰れた直後によくあるハプニングと対処法
ニキビが潰れた直後によくあるハプニングと対処法を解説します。ニキビが潰れて出血してしまった場合や、ニキビの芯が取れて穴が開いてしまった場合など、焦らず応急処置をしましょう。
ニキビが潰れたときに出血してしまった場合
ニキビが潰れたときに出血してしまったら直ぐにケアを行います。
1.ティッシュで軽くおさえる
2.出血が治まったら流水で潰れたニキビを優しく洗い流し、ニキビの傷口を清潔にする
3.潰れたニキビに刺激を与えないよう、清潔なタオルで水気を取る
そのあとは、刺激の少ない化粧水やクリームで保湿をしていきます。 化粧水は、アルコールがフリー処方のものを使うのがおすすめです。 アルコールが化粧水に含まれていると、潰れたニキビの患部を乾燥させてしまったり刺激が強かったりするため、肌が弱い方はアルコールが含まれている化粧水の使用は避けてくださいね。
ニキビの芯が取れて穴が開いてしまった場合
ニキビの芯が取れて穴が開いてしまった場合、ぽっかりと開いてしまった穴のケアをしっかりと行います。
1.ぬるま湯で洗顔をする
2.冷水で肌を引き締める
3.しっかりと保湿をする
熱いお湯で洗顔をすると、肌への刺激が強く毛穴がさらに開いてしまう原因になってしまいます。必ずぬるま湯で洗顔をしてくださいね。 その後肌を引き締めるに、1~2回冷水で顔を洗いましょう。そしてしっかりと保湿を行います。
肌が乾燥していると、芯が取れて穴が開いてしまったニキビの治癒に時間がかかってしまいます。 ニキビの芯が取れて穴が開いてしまった傷口は、刺激を与えず手で触らないようにしてくださいね。
患部の穴が大きい場合は、皮膚科の受診も検討しましょう。そのまま放置してしまうと、傷口から細菌感染が起こったり、ニキビ跡が残ったりしてしまう恐れがあります。
口の周りや頬のニキビが潰れてマスクで擦れる場合
口の周りや頬のニキビが潰れてマスクで擦れる場合は、絆創膏やニキビパッチなどで潰れたニキビを保護しましょう。 潰れたニキビがマスクで擦れてしまうと、ニキビに刺激が加わりさらに悪化してしまいます。
潰れたニキビがマスクで覆われているからといって、そのままにしておくと、化膿したりニキビ跡になってしまったりする原因にも。
マスクに潰れたニキビが触れないように、絆創膏やニキビパッチなどで傷口を覆っておくのがおすすめです。
そもそもニキビを自分で潰してはいけない理由とは?
ニキビを自分で潰してはいけない理由を解説します。自分でニキビを潰してしまう前にチェックしてくださいね。
ニキビが悪化する可能性がある
自分でニキビを潰してはいけない理由は、患部に雑菌や細菌が入り悪化する可能性があるからです。
ニキビができた状態は、肌が炎症を起こしています。
ニキビは、毛穴に皮脂が詰まってしまうことによって形成されていきます。 自分でニキビを潰して中身を押し出そうとしても、毛穴に詰まった皮脂を全て押し出すことは困難です。 皮脂が中途半端に残った状態になり、さらに炎症が悪化する恐れも。
ニキビを悪化させないためにも、潰さないよう注意が必要です。
ニキビ跡が残ってしまう可能性が高まる
自分でニキビを潰してしまうと、ニキビ跡が残ってしまう可能性が高くなってしまいます。 ニキビ跡とは、ニキビが治ったあとの肌に、赤みや色素沈着、クレーター(凹み)などが残ってしまうことをいいます。
ニキビを自分で潰してしまうと雑菌が入り、化膿してしまう場合があるのです。化膿して炎症がひどくなってしまうと、皮膚の組織が破壊してしまい、色素沈着として残ってしまう原因にも。 皮膚の組織が破壊されてしまうと、肌の修復がスムーズに行われないためニキビ跡が残り、自然に治ることは困難になってしまうのです。
自分でニキビをむやみやたらに潰さないよう、気をつけましょう。
ニキビの周りの皮膚を傷つけてしまう
自分でニキビを潰すとなると、爪やピンセットなどを使う人が多いでしょう。 爪などの刺激によって、ニキビ周りの皮膚を傷つけてしまう恐れがあります。 潰れたニキビだけでなく、ニキビの周りの皮膚までニキビ跡になってしまったり、ニキビが治るまでに時間がかかったりしてしまうのです。
毛穴や皮膚がダメージを受けてしまうので、自分でニキビを潰すのはおすすめしません。
ニキビが潰れた直後は、応急処置で悪化を防ごう
今回は、ニキビが潰れた直後のケア方法を解説しました。また、ニキビが潰れた直後によくあるハプニングと対処法や、自分でニキビを潰していけない理由まで紹介したので、この記事を参考に、間違ったケアでトラブルを起こさないよう、ニキビが潰れた直後は応急処置を行い悪化を防いでくださいね。