宝島社は1月4日、月刊誌『田舎暮らしの本』2月号(850円)にて、「2023年版 第11回住みたい田舎ベストランキング」を発表した。
同ランキングは、移住定住の促進に積極的な市町村を対象に、移住支援策、医療、子育て、自然環境、就労支援、移住者数などを含む279項目のアンケートを実施。671の自治体から得た回答をもとに、田舎暮らしの魅力を数値化。11回目となる今回は、人口別に過去最多となる7グループに分けてランキングを実施している。
「人口1万人未満のまち」では北海道沼田町が、4部門(『総合部門』『若者世代・単身者部門』『子育て世代部門』『シニア世代部門』)すべてで1位を獲得。住宅取得には新築・中古ともに奨励金が用意されているほか、教育環境や子育て世帯に対する手厚い支援が評価されたよう。また、求職に関してもハローワークと連携して幅広いニーズに対応している。
「人口10万人以上20万人未満のまち」でも、愛媛県今治市が4部門すべてで1位に。2021年に「移住交流推進プロジェクトチーム」が新設されるなど、移住者の受け入れやサポートに精力的で、市街地には生活に必要な施設がコンパクトに集積している。
「人口2万人以上3万人未満のまち」では、大分県豊後高田市が全部門で1位を獲得し、11年連続ベスト3入りを達成。常に移住・定住者の声に耳を傾け、毎年新たな施策が登場。現在は179項目の移住・定住支援で、子どもからシニア世代まで住みよい環境を提供しており、子どもの数は、保育園の新設や休園中の保育園の再開につながるほど増加傾向となっている。
なお、各ランキングは以下のとおり。