女優の高橋ひかる(「高」は、はしごだか)が、昨年12月5日に東京・明治記念館で行われた、オスカープロモーション所属のタレントが集う毎年恒例マスコミ向けイベント「晴れ着撮影会」に出席。2022年を振り返るとともに、2023年の抱負を語った。

  • 「晴れ着撮影会」に参加した高橋ひかる 撮影:島本絵梨佳

■“座長”として意識していたこと

――恒例の晴れ着撮影会を迎えました。

晴れ着撮影会は年末の風物詩なのですが、コロナ禍で開催することができない年もあったので、今年もこうして晴れ着撮影会に(事務所の)皆さんと一緒に参加することができて、すごく嬉しいです。今回は特に、美少女コンテストの同期である川口ゆりなさん、鶴嶋乃愛さんとも一緒に参加することができて、お互いに刺激をし合って、切磋琢磨しながら頑張りたいと改めて思いました。

――2022年はどんな一年でしたか?

生徒役を演じた作品と教師役を演じた作品が同時期に公開されたり、コメディに挑戦させていただいたり、いろんな役と出合えた一年でした。また、お芝居だけでなく、バラエティやラジオでもいろんな方と出会うことができて、すごく充実した一年を送ることができました。

――『村井の恋』(TBS系)、ミュージカル『リトル・ゾンビガール』など主演を務める機会も多かった一年だと思われます。“座長”として意識していたことはありますか?

もっと座長らしくいられるといいなと思うのですが、共演者の皆さんにたくさん助けていただきました。どんな立場や役であっても責任感を常に持っていたいのですが、主演を演じさせていただく時は、スタッフさんと一緒にいる時間も一番長いので、現場の皆さんとコミュニケーションをしっかりと取りながら、作品に挑んでいます。

――“座長”のなかにも、ドシっと背中で語るタイプ、自ら積極的にコミュニケーションを取りにいくタイプと色々なタイプの方がいると思うのですが、高橋さんはいかがでしょうか?

人とお話させていただくのが好きなので、どちらかと言うと、積極的にコミュニケーションを取るタイプなのかなと思います。2022年は初めてミュージカルの主演にも挑戦させていただいたのですが、舞台は初めての経験なので、先輩方からたくさんアドバイスも頂きましたし、オススメの喉のケア方法なども教えていただきました。

■MCの仕事に刺激「すごくいい勉強になる」

――バラエティやラジオでも大活躍の一年でした。高橋さんがMCを務める『3分ドキュメンタリー』(NHK)では、数々の番組でMCを務める東野幸治さんがパネラー的な立ち位置で出演されているのが新鮮でした。

東野さんも「今日俺は楽しむだけやから」とおっしゃっていました(笑)。『3分ドキュメンタリー』は、東野さんをはじめドキュメンタリーがお好きな方が集まって、好きなものについて語り合う素敵な場所だなと思いますし、その楽しさを通して、ドキュメンタリーの魅力がより伝わる番組だなと思います。ドキュメンタリーは人の人生を覗き見できるものなので、私自身、お芝居をするにあたってもすごくいい勉強になるので、刺激をもらっています。

――最後に2023年の抱負を教えてください。

今お話いただいた『3分ドキュメンタリー』もそうなのですが、新しく挑戦させていただいているMCやサブMCの立ち位置のお仕事にも引き続きチャレンジさせていただけたらなと思いますし、“人からお話を聞く”というお仕事にも2023年はもっともっとチャレンジさせていただけたらなと思います。2022年はいろんな方からお話を聞く機会があって、すごく勉強になったのですが、相手の方が話しやすい空気作りをして、もっと上手く人からお話を引き出せるようになりたいと反省した部分もあったので、2023年はお芝居だけでなく、そういった面でも頑張りたいです。

■プロフィール
高橋ひかる
2001年9月22日生まれ。滋賀県出身。2014年、「第14回全日本国民的美少女コンテスト」でグランプリを受賞し、芸能界入り。2016年公開の映画『人生の約束』で女優デビューを飾り、2017年にはNHK 大河ドラマ『おんな城主 直虎』に出演。2022年の出演作は、『青野くんに触りたいから死にたい』(WOWOW)、『村井の恋』(TBS系)、『早朝始発の殺風景』(WOWOW)、映画『おそ松さん』、日生劇場ファミリーフェスティヴァル2022 NHKみんなのうたミュージカル『リトル・ゾンビガール』など。