漫画家の久保ミツロウ、コラムニストの能町みね子、音楽クリエイターのヒャダインによるフジテレビのトークイベント『久保みねヒャダこじらせライブ VOL.33』が17日、有観客ライブとオンライン配信で開催され、3人がサッカーに対する思いを語り合った。

  • (左から)能町みね子、久保ミツロウ、ヒャダイン

日本代表の活躍もあって大盛り上がりだった「FIFAワールドカップ」。しかし、「私、サッカーの悪口を言うとすごいイキイキするんですよ」という能町は、早速その不満点を挙げていき、「90分もやるなら55点くらい入ってほしい。終わってみたら1-0とかでタイパ悪い」「すぐ痛がる。力士を見習ってほしい」「エラいグラウンドが広いのにボールが1個しかない」「みんなが同じように応援をしないといけない同調圧力」「1点入っただけでめちゃくちゃ喜ぶ。あの喜び方は10点くらい入らないと」と止まらない。それでも、「これだけ悪口が言えるのは、サッカーが人気あるからです。別にカバディの悪口は言わないです」と強調した。

これに対し、久保は「サッカーの応援は、楽しい」と反論。「アウエーの海外で日本代表を応援しに行くなんて、ブチギレるくらい楽しいよ。試合ではどんな気持ちでも、その後飲みに行けるのも最高なんだよ!」と訴えたが、日本中が注目したスペイン戦は、「真裏の『キョコロヒー』見て、ヒコロヒーさんがオリジン弁当の梅おにぎりにハマってたと聞いて、すっげえうまそうで、それ以来オリジン弁当の梅おにぎりを買って食べてる」と告白した。

一方のヒャダインは「ヘディングって絶対体に悪いですよ。神様はそんなつもりで頭作ってない」という考えを持つものの、好きでも嫌いでもない姿勢だったそうだ。

  • 能町のコンタクトレンズトラブルの間に、久保の自動車学校トークを展開

他にも、コンタクトレンズでトラブる能町、自動車学校の教官と野菜炒めトークで盛り上がった久保、タクシーの運転手から難儀な詩集をもらった能町、きつねダンスにヒャダインがうれしかった理由、若者系流行語大賞乱立時代、裏紅白歌合戦、『バゲット』終了、M-1審査員、などの話題を展開。

そして、『久保みねヒャダ』10周年を記念して、能町が選んだ名場面集「早稲田祭参戦決定 ワセジョに贈る言葉」「24時間テレビの裏でしゃべくり風カフトーク」「ほん怖オマージュ企画 ほんとはなかった怖い話」「笑っていいとも!プレイ 1位を当てちゃいけまテン」「YouTube限定企画 お人形遊びをやってみた」の5本を上映。奇跡と狂気が凝縮されたVTRに、久保は「昔の私がごめんなさい」と涙で謝罪した。

月1回のペースで開催される同イベントも、これが今年最後。今年登場した出演者らが熱唱する恒例のこじらせソング「WE ARE THE ひとり」のVTRには、久保みねヒャダのほか、佐久間宣行プロデューサー、千葉雄大、岩井勇気、原口あきまさ&JP、ぼる塾、錦鯉、阿佐ヶ谷姉妹、松平健、アンガールズ、飯尾和樹、エンディングテーマを歌う岡村靖幸、同番組おなじみの「とびない旅館」(青森・むつ市)主人・飛内源一郎さんが登場した。

そして、こちらも恒例の飛内さんからの手紙をヒャダインが代読すると、久保は「人を励ます言葉って、すごい脳がすり減るじゃないですか。なんていつもきれいな文章を書くんだろうと思うんですよね」と感激していた。

今回のライブの配信は、来年1月1日23時59分まで追っかけ再生が可能で、チケットは同日18時まで販売。また、放送可能な部分のみ編集し、千葉雄大&ヒャダインの「千葉ヒャダこじらせ男子旅 in 沖縄『ちばどんどん』」とともに、『久保みねヒャダ明けましてこじらせナイト寿SP』(フジテレビ系、1月1日3:15~)で放送される。

ハライチの岩井勇気を迎えた夜公演の模様は、フジテレビで1月20日(27:40~)に放送。いずれも、同局の動画配信サービス・FODで、ほぼ完全版が配信される。

次回のライブは、1月29日に開催。ゲストは、昼公演に清水ミチコ、夜公演に佐久間宣行プロデューサーを迎える。