ピクシーは、ペットの寒さ対策について、飼い主300人を対象に実施したアンケート調査の結果を発表した。Webアンケート調査Freeasyモニターを対象に、インターネットで300名の回答を集めた。
「ペットが寒そうだと感じるのはいつ? 」という質問に対し、29%が「布団や毛布にもぐる」ときと回答した。「布団や毛布にもぐる」という行動は、ペットの寒さを読みとりやすい判断材料だと推測できる。2位は「震えている(23%)」という回答。震えは生理現象のため、ペットの寒さを的確に読みとれる重要なサインといえるだろう。そのほかに3位「丸まって眠っている(18%)」、4位「温かい方へ移動する(14%)」などの答えに票が集まり、その他の回答には「肉球が冷たいとき」という回答もあった。多くの飼い主はペットの様子や行動に目を配って、寒くないかどうかチェックしているといえる。
「寒さ対策で気をつけていることは何ですか? 」という質問に対する回答の1位は「ペットの居場所に暖かい敷物を敷く(45%)」となった。毛布やラグ、マットやカーペットなどを敷くことで、「ペットが心地よく過ごせるようにしてあげたい」という飼い主が多いのではないかと推測できる。2位は「室内を快適な温度に保つ(42%)」だった。温度調節は寒さ対策の基本ともいえるもので、気軽にできるため、多くの票が集まった。3位は「夜眠る時用にドームハウスを用意(6%)」という答えが続き、室内の環境作りを重視している飼い主が多いことがわかった一方、散歩について気をつけている人は多くなかった。
「冬は室温を何度にしていますか? 」という質問に対し、最多の32%の人が「22℃~23℃」と回答した。2位は「24℃~25℃(26%)」、3位は「20℃~21℃(21.6%)」と続く。一般に犬や猫が快適に感じる冬の室温は、種類や被毛の長さなどにもよるものの、犬は20℃~22℃、猫は20℃~25℃といわれている。ペットも人間も快適に過ごせる温度に設定しようとすると22℃前後になると推測できる。室温26℃以上となると、犬や猫には少し暑い可能性があり、18℃~19℃だと寒さに強い犬には適温でも、人間には肌寒くなるという。
「温度調節のために何を使っていますか? 」という質問に対し、「エアコン(40%)」という回答がほかに差をつけて1位となった。エアコンを設置している家が多く、簡単に温度調節ができるエアコンが最初の選択肢になるのではないかと推測できる。続いて2位の回答は、ほかの暖房器具を差し置いて「毛布(15%)」となった。多くの飼い主さまが、ペットの"居場所"の快適さを重視していることがうかがえた。そして3位「ヒーター(13%)」、4位「ホットカーペット(11%)」と続き、こたつや湯たんぽにもわずかに票が入った。その他の回答の中には、「ストーブ」や「暖炉」といったものもあったという。
「暖房器具について気をつけていることは? 」という質問に対する回答の1位は「低温やけど(27%)」、2位は「火災(21%)」となった。「低温やけど」はペット自らが気をつけられない以上、飼い主が特に注意しなくてはならず、こたつやホットカーペット、湯たんぽを使う人は気をつけた方が良いという。「火災」についてとくに注意が必要なのは、ストーブやヒーターを使う飼い主だろう。3位は「とくにない(19%)」で比較的多く、4位は「乾燥で皮膚が荒れること(15%)」が続く。飼い主が室温だけでなく乾燥にも気をつけていることが分かる。