ポーラ文化研究所は12月19日、調査レポート「年齢・エイジング」への意識と価値観 女性編」を発表した。同調査は5月17日~19日、15~74歳の女性1,800人を対象にインターネットで実施した。

  • 自身の年齢について、まわりからどのように見られたいか

まわりからどう見られたいか尋ねたところ、10代後半~20代では「年齢相応に見られたい」、30代~70代前半では「実年齢より若く見られたい」が多かった。

年齢相応に見られたい理由は、「落ち着いている人に思われたい」「信頼できる人に思われたい」「親しみのある人に思われたい」だった。実年齢より若く見られたい理由のTOP3は、「健康的と思われたい」「きれいと思われたい」「かわいいと思われたい」だった。

まわりから見られたい年齢を聞くと、20代以降の年代では「見られたい年齢」と実年齢の平均差が少しずつ広がることがわかった。10代後半の「見られたい年齢」平均は18.23歳で、実年齢平均を0.58歳上回っている。「見られたい年齢」について実年齢と同じ年齢を答えた人は半数(52.0%)だった。

  • まわりから何歳くらいに見られたいと思っているか_見られたい年齢と実年齢の差分

20代前半になると、「見られたい年齢」平均は21.39歳で、実平均年齢を0.84歳下回る。60代~70代前半では、「見られたい年齢」平均は実年齢平均を8.40~9.10歳下回り、『実際の年齢より若く見られたい』意識が強いことがわかる。

自分自身の気持ち年齢(何歳くらいの気でいるか)の平均を見ると、20代以降の年代では、「気持ち年齢」と実年齢の平均差が少しずつ広がり、『実際の年齢より若い気持ち』の人が多かった。10代後半の「気持ち年齢」は「見られたい年齢」と同様、実年齢と同じ年齢を答えた人が50.0%となっている。

  • 気持ちでは何歳くらいの気分でいるか 気持ち年齢と実年齢平均

20代以降の「見られたい年齢」「気持ち年齢」平均は実年齢より若かった。特に、40代後半以降の「気持ち年齢」は「見られたい年齢」より平均1.51~3.71歳若い。

エイジング(年齢を重ねること)をどのようにとらえているか尋ねたところ、全体の52.8%が「受け入れたい」「どちらかといえば、自然に受け入れたい」と答えた。

  • エイジング(年齢を重ねること)をどのようにとらえていますか

自身にとってのエイジングはどのようなことか聞くと、「健康面の心配増加」「身体機能の低下」「肌トラブルや体型の悩みの増加」が上位に並んだ。年代別に見ると、60代~70代前半で「健康面の心配が増えること」「身体機能が低下すること」が多くなっている。