JR西日本は6日、オヤ31形客車31号機(建築限界測定車)をえちごトキめき鉄道へ動態車両として譲渡し、引き続き活用してもらうと発表した。譲渡時期は2023年1月以降を予定している。

  • オヤ31形客車31号機

JR西日本グループでは、鉄道事業の社会的意義の浸透を図ることをめざし、蒸気機関車の動態保存、歴史的価値のある車両・事物の保存、活用、発信など、京都鉄道博物館の運営をはじめとした文化活動として展開している。

今回、他の鉄道事業者とも連携し、国内の鉄道全体で鉄道文化を後世へ継承すべく、JR西日本が保有しているオヤ31形客車31号機(建築限界測定車)をえちごトキめき鉄道へ譲渡し、動態車両として引き続き活用することとなった。

譲渡が決定したオヤ31形客車31号機は、1937(昭和12)年に三等客車「スハフ32」として新製され、1957(昭和32)年に建築限界測定車「オヤ31」に改造。2022年現在、網干総合車両所宮原支所に配置されている。