紀文は11月18日、「紀文・ご当地おせち料理アンケート」を発表した。調査は10月29日~11月4日、20代~60代以上の既婚女性5,875名(各都道府県125名/かつ各年代均等割付)を対象にインターネットで行われた。
正月に自宅で食べる雑煮の餅の種類を聞いたところ、東日本は角餅、西日本の高知と鹿児島以外は丸餅という結果に。
雑煮の具材としては、「鶏肉」が最も多く、次いで「ニンジン」「かまぼこ」「ダイコン」「シイタケ」「ミツバ」「ネギ」「ホウレン草」「ゴボウ」「サトイモ・ハツ頭」がTOP10にランクインした。
次に、雑煮の具材について地図化し、東西に分かれるなどの特徴を持つ具材を選んで比較したところ、ともに蒸して作る練りもの「かまぼこ」と「なると巻」では、「なると巻」が東日本の北海道、東北、関東地方で上位を占めた東高西低であるのに対し、「かまぼこ」は上位を九州と中四国がほとんどを占める西高東低の結果に。
また、ともに赤色の魚介類で彩りも良く豪華な一品にもなる「イクラ・スジコ」と「エビ」に関して比較すると、「イクラ・スジコ」は、岩手、宮城、新潟、青森、北海道とサケの漁獲量が高い県が上位を占め、東高西低の傾向に。対して「エビ」は、東日本の富山と山梨を除き、西日本が上位を占め、10位内に九州の鹿児島、沖縄、大分、熊本、福岡、佐賀、宮崎と7県もランクインするなど、西高東低の結果となった。
さらに、ともに香りを楽しむ野菜「セリ」と「三つ葉」では、「セリ」の上位8県までが、宮城、山形、岩手、青森、秋田、福島、石川、新潟と東日本の北側が多くを占め、「三つ葉」も3位の鹿児島以外は北海道、福島、青森、神奈川、茨城などの東日本が多く、2つの野菜とも東高西低となった。