俳優の林遣都、仲野太賀がこのほど、W主演を務める日本テレビ系ドラマ『初恋の悪魔』(毎週土曜22:00~)のクランクアップを迎えた。最終話は、きょう24日に放送される。

  • 仲野太賀(左)と林遣都=日本テレビ提供

スタッフから「総務課職員、馬淵悠日役の仲野太賀さん、全編終了です!」の声とともに大きな拍手に包まれた仲野は、役の流れでパジャマ姿のまま挨拶し、「皆さま、お疲れ様でした。約3カ月あっという間に過ぎて、本当に楽しかったです。最高のスタッフと、最高のキャストが、信頼し合って作れたことが幸せでした。僕の俳優人生を変えてくれた作品があって、『ゆとりですがなにか』(16年)なのですが、水田監督をはじめ、今回はその時のスタッフがたくさんいて、少しでも成長している姿を見せられたらと臨めたことも、恵まれているなと思いました。僕は、この時間帯の連続ドラマの主演は初めてだったので、知っている皆さんがいる温かい現場で主演を務められたこと、とても幸せに思っています。共演者の皆さんについては、同時代にこんなに最高な役者がいることがうれしいし、これからの未来も楽しみだなと思えました。特に(林)遣都君は、デビュー作が一緒で、遣都君がいなかったら、この世界にいないし、僕の初めての俳優仲間で、そんな遣都君と2人で主演を務めるというのは、夢のような素敵な時間でしたし、お互いがくたばるまで、切磋琢磨できたらいいなと思いました。皆さん、本当に短い時間でしたが、最高に幸せでした! 眠る時間がない日もあったと思います。ヘロヘロだと思います。ゆっくり休んで下さい。ありがとうございました! お疲れ様でした!」とコメントした。

続いて、「鹿浜鈴之介役を演じた林遣都さんです!」と、こちらも大きな拍手が沸き起こった中、林は「太賀のスピーチが素晴らしすぎて…(笑)。今日も最後に楽しいシーンが待っていると思いながら現場に入りましたが、まだまだずっと続けていたかったなという思いでいっぱいです。この物語、作品、鹿浜鈴之介にお別れするのが寂しいです。スタッフの皆さんは、僕たちの知らないところで大変な苦労もあったと思いますが、現場はいつも活気に満ちていて、意気込みにあふれていて、僕もこの現場に立つ以上、全身全霊で臨まなくては、という思いにさせていただきました。作品に集中して、気持ちを込めて、のびのびと演じさせていただけたことを心から感謝しています。幸せな3カ月でした! ずっと記憶に残る、一生誇れる作品に出会えたと思っています。ありがとうございました!」と挨拶した。

そして、主演の2人と同じ日の1シーン後に、摘木星砂役を演じた松岡茉優もクランクアップを迎えた。長めのシーンだったが、松岡のクランクアップを待って現場に残っていた林、仲野が見守る中、松岡は「ありがとうございました!みんなのことが大好きだから、私、26話までいけるよと言っていたのですが、10話で終わりました(笑)。クランクインから、毎日、毎日、役だけに集中していいんだよ、と言ってもらっているような気持ちにさせていただいて、余計なことは考えずに、健やかに、伸び伸びと演じられました。素敵な光を、素敵な音を、素敵な映像を、素敵な演出を、ありがとうございました。毎日フルスイングができました! 楽しかったです。また会いましょう! さようならー!(一同大拍手)。 あ、素敵なセットを! ありがとうございました!(一同笑い)」とコメント。

そして、3人より一足早くクランクアップを迎え、「会計課職員、小鳥琉夏役の柄本佑さん!」と紹介された柄本は「お疲れ様でした! 今、改めて、会計課職員と言われて、会計課から離れすぎていたので、私、会計課だったのだなと思ってしまいました(笑)。本当に、いい4人組で、いいスタッフで、いい現場の空気で、楽しくのびのびと演じさせていただきました。皆さん、次はスペシャルで、『初恋の悪魔』大爆発編でお会いしましょう! お疲れ様でした! それまでお元気で!」と挨拶し、その後、4人で楽しく記念撮影した。