俳優の仲野太賀が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『ジャパニーズスタイル』(10月22日スタート毎週土曜23:30~)のメインビジュアルが23日に公開された。
限られた場面設定、登場人物で展開する連続ドラマ“シットコム”ことシチュエーションコメディにテレビ朝日が初挑戦する今作。さびれた温泉旅館「虹の屋」の玄関とロビー、従業員室・大浴場の入口とエレベーターのみを舞台に、30分間ノンストップの群像劇が繰り広げられていく。
今回公開されたメインビジュアルでは、浮世絵風の波、イノシシにシカ、牡丹の花札モチーフなど「ジャパニーズスタイル」を匂わせる画像、さらに、ほぼ「本番一発撮影」らしいカメラマンにオーディエンスと、ライブ感と遊び心満載のコラージュで作品の世界観を表現。
都築歩プロデューサーは「懐かしいような、新しいような、『誰も見たことのない世界』をデザインで表現してみたいと思いました」とデザインの意図を明かし、出来栄えには「初めて見た時は、想像の斜め上を行っていて、とても良い! と思いました。同時に、斜め上を行き過ぎて、視聴者の皆さんが離れていかないようにしないとな……とも(笑)」とプレッシャーも明かす。コメントは以下の通り。
■都築歩プロデューサー コメント
メインビジュアルに込めた意図や、伝えたかったことは、まず、「ルールを決めない」「とらわれない」ということです。『ジャパニーズスタイル』は、そんな思いで立ち上がった企画なので、懐かしいような、新しいような、「誰も見たことのない世界」をデザインで表現してみたいと思いました。
参考のために、70年代や80年代の映画や舞台のフライヤーを見漁っていると、底知れぬパワーや強い個性を感じて、自分たちが表現したいことの輪郭が見えてきました。そんな思いに共感してくださったクリエイターの皆様が作ってくださったのがこのビジュアルです。初めて見た時は、想像の斜め上を行っていて、とても良い! と思いました。同時に、斜め上を行き過ぎて、視聴者の皆さんが離れていかないようにしないとな……とも(笑)。アングラだけど、前衛的という、そんな挑戦をするんだといった尖った想いを汲み取っていただけると嬉しいです。
撮影はついにクランクインし、とてつもない緊張感の中、予期せぬハプニングを皆で乗り越えながらも、無事に進んでいます。土曜の夜、我々がテレビで何をやろうとしているのか。まずは10月22日にチェックしていただければと思います。脚本の金子茂樹さんが紡ぐ計算し尽された台詞と、キャストの皆様の魂がこもったお芝居が生み出すこのドラマだけの「喜劇な空間」を、お楽しみください!