PE-BANKは9月13日、ITフリーランス向けの「インボイス制度に関する意識調査」の結果を発表した。調査は8月26日〜29日、20代〜50代のITフリーランス300人を対象に行われたもの。
まず、インボイス制度について理解しているか聞いたところ22%が「理解している」、33%が「やや理解している」と回答。合わせて半数以上が理解している結果となった。
年代別の理解度は、30代以下では約7割である一方、50代では半数以下にとどまっている。
約1年後のインボイス制度導入に向けての適格請求書発行事業者の登録については、「申請が済んでいる(現在申請中)」の回答は10%。年代別の「申請が済んでいる(現在申請中)」の回答率は、30代以下では3割超に対して、40代・50代ではいずれも1割未満となっている。
また、「申請を検討中」「申請する予定はない」と回答した人に、適格請求書発行事業者に登録申請をするかどうか、今後の申請意向について聞いてみた。すると、30代以下では「取引先の意向によって決める」が31.0%で最多となった。一方で、40代・50代では「しばらくそのままの予定」の回答が最も多くなっている。
インボイス制度の導入により、自分にどのような影響があると思うか尋ねると、37.0%が「自分への影響がわからない」、30.7%が「申請をしないと仕事が減る可能性がある」と回答した。
インボイス制度導入後もITフリーランスという働き方を選択し続けるか聞いたところ、55%が「ITフリーランスという働き方を選択し続ける予定」と回答した。
また、インボイス制度に関するイベントでどのような機会があれば参加しようと思うかという質問に対しては、「(インボイス制度に関する)無料で受講できるオンラインセミナー」と回答した人が65.4%となった。