JAFは8月4日、昨年の8月1日〜31日に出動した"子どもやペットを車内に取り残されたままの"キー閉じこみ"の件数を公表。車内熱中症事故予防を啓発した。

  • 暑さ指数(WBGT)の推移

期間中、JAFが出動した「キー閉じこみ」の救援のうち、子どもやペットが車内に取り残されたままであったケースは全国で99件であった。内訳は、子どもが63件、ペットが36件。

そのうち、生命に危険を及ぼす影響が高いと判断されたものは、通常の開錠作業ではなくドアガラスを割るなどしたケースも含めて9件であった。また、現場での聞き取り調査によると、「子どもに鍵を持たせていたらロックボタンを押してしまった」「ペット(犬)が前足でドアのロックボタンを踏んでしまった」という内容もあった。

同連盟が実施した車内温度の検証テストでは、気温35℃の炎天下に駐車した車内の暑さ指数が窓を閉め切った状態でエンジン停止後、わずか15分で人体にとって危険なレベルに達する事が判明している。

また、車を日陰に駐車している場合でもその車内温度の差はわずか約7℃とのこと。駐車場所に関わらず、外気温が高温である場合には注意が必要となる。