コーヒーを飲んでいて、「あっ!こぼしちゃった!」と声を出した時には、時すでに遅し…。お気に入りのカーペットや白いお洋服にコーヒーのシミを作ってしまった時のショックは大きいものです。
筆者は主婦歴10年ですが、ズボラ主婦ですので、何のシミに対して、どんな対応をしたら良いのか、正直よく分かっていません!
キレイにシミを取りたいけれど、何で洗ったらいいの? つけ置き洗いするの? など、疑問も多いので、巷で話題のシミ取りに挑戦してみることにしました。
比較実験! 噂のシミ取りを試す
まずは白い布に実験的にコーヒーのシミを作りました。
比較するシミ取り方法は、3つです。どれも特別な薬品を準備することなく、キッチンにある身近なものばかりです。
(1)ほうれん草のゆで汁
(2)お酢
(3)水道水
コーヒーのシミ取りについてネットで調べみて、一番気になったのが「ほうれん草のゆで汁」を使ったシミ取り方法でした。まさか、ほうれん草のゆで汁に効果があるなんて考えてもいなかったので、半信半疑で実験をすることにしました。 そして、お酢で洗濯すると効果があるという記事も見つけたので、お酢も使ってみることにしました。
驚きの結果! ほうれん草のゆで汁でシミが面白いほど取れていく
まずは、ほうれん草のゆで汁からです。ほうれん草をゆでるところからスタートです。ゆで汁はアクが出ているので、茶色く濁っています。正直、この色のゆで汁にシミ抜きの力があるとは思えません。
このゆで汁を冷ましておきます。
ゆで汁が冷めたら準備完了です。
布の下にキッチンペーパーを敷いて、ゆで汁をシミ込ませたキッチンペッパーでポンポンと叩いていきます。
すると、すぐに結果が出始めました! なんと、叩き始めた場所のシミが、薄くなり始めたのです。くっきりとシミがついていたところですが、見事にシミが消えていくのです。思わず「すご~い!」と声を出してしまいました!
特に力も要らず、ポンポンポンとしているだけです。大きなシミなので、全体のシミを抜くのは大変かなと思いましたが、面白いほど取れていくんです。始めて10分ほどで、コーヒーシミを取ることができました!
ほうれん草の「アク」にはシュウ酸という成分があって、クリーニング店のシミ抜き剤にも使われるような成分なんだとか。醤油のシミなど、水性のシミに関しては、同じような効果が期待できるようです。
お酢には期待をしていましたが、結果としてはあまり良いものではありませんでした。筆者がネットで調べたものは、洗濯の際にお酢を洗濯機に入れて一緒に洗うという方法だったので、洗濯をしていれば結果が違ったのかもしれません……。
お酢は独特の匂いもあるので、匂いが苦手な方は少し厳しいかもしれないなという印象でした。
よく見ると、少し色が薄まっているところもあるので、効果ゼロではないと思います。活用の仕方によってはキレイに取れる可能性があるかもしれません。
最後に水道水です。実は、シミの左側にお酢をこぼしてしまいまして…(ズボラで申し訳ありません)。
こぼしたところも、上から水道水でポンポンポンとしてみました。
完全なる水道水だけという状況ではないので、正しい結果ではないかもしれませんが、シミの輪の濃い部分の色が薄まってきました。
なぜか水道水だけ、ポンポンと叩いたところに、新しいシミの輪のようなものができてしまいましたが、お酢のかかっていないところも含めて、全体的には、シミが薄くなったと思います。
ほうれん草のゆで汁が圧勝!
今回の結果は、「ほうれん草のゆで汁」の圧勝でした!
ほうれん草のえぐみを取るための「アク抜き」ですが、ゆで汁がこんなところで大活躍するなんて驚きです。
薬品を使ったシミ取りもお手軽で良いですが、おばあちゃんの知恵袋のような暮らしの知恵を知っていると、なんだか楽しい気持ちで家事ができますね。
これからは、お気に入りのカーペットやお洋服にコーヒーをこぼしてしまっても、焦らずに「ほうれん草」をゆでてみてください!
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