梅雨に入り、本格的な夏に向けて暑さ対策の準備をしておきたい時期ですが、今週末もかなりの暑さに備えたほうがよいかもしれません。

アバンギャルド(前衛的)に天気のことをツイートする気象予報士「アバンギャルド河津」(@makotokawazu)こと河津真人さんが投稿したツイートが話題になっています。

干支が一周するくらい天気の仕事してますけどはじめてですよ、「ふざけんなよ」って声出して言ったの(@makotokawazuより引用)

気象予報士の河津さんが「ふざけんなよ」と声を出した理由が、6月26日までの東京と熊谷の予想最高気温。東京の予想最高気温は25日が34℃、26日が35℃。熊谷にいたっては25日が39℃、26日が38℃と、突然35℃以上の「猛暑日」となっています。

  • (@makotokawazuより引用)

その後、「干支が一周するくらい天気の仕事をしている」という前のツイートに対して、「正しくは十二支」と訂正のツイートをしていますが、予想最高気温は修正なしとのこと。そっちが間違っていてほしかった!

この予想最高気温を見るとただでさえ注意したいところですが、気象予報士の方が「ふざけんなよ」と言うレベル、かなり油断できない暑さになりそうです。

この投稿に「来月の気温わかるってすごいですねー え? 今月?」「熊谷の民です、6月でこれなら夏はどうなるんでしょうか(恐怖)」「今、何月でしたっけ」とこの予想最高気温を信じたくないような声がリプライ欄や引用リツイートに続々と寄せられています。「ひとつ聞いていいか? 梅 雨 ど こ 行 っ た ?」「今年の梅雨は迷子になってしまいました」というコメントもあるように、本当にまだ梅雨が明けていないとは思えない暑さ……。

なぜこれほど暑くなるのか、投稿者で気象予報士の河津さんにお話を伺いました。

なぜ梅雨明け前なのに暑くなるの? 投稿者に聞いてみた

――気象予報士の河津さんから見て、この時期のこの予想最高気温は「ふざけんなよ」と言いたくなるほど異常なのでしょうか。

時期的にこの早さでこの予想通りの気温となれば、東京・熊谷の2地点とも記録的な早さでの猛暑となりますので、異常とも言えます。また6月22日・23日の気温がそこまで高くなく、週末に向かって急激に気温が上がることも、ふざけんなよポイントになります。

――まだ梅雨の時期にもかかわらず、なぜこんなに高温の予想が出ているのでしょうか。

この週末は日本の南にある太平洋高気圧が一時的に真夏並みの勢力となり、梅雨前線が一気に北上するため、梅雨明けしたかのような天気になります。真夏並みの暖気に覆われることに加え、高温をもたらすフェーン現象が関東地方に起こるとみられるため、高温になると予想しています。

――大きな反響が寄せられております。暑さに対して注意しておきたいことがあれば教えていただけますか?

普通は気象予報士が感情丸出しで予報をお伝えすることはないので、意外に思われた方が多かったのではないでしょうか。体がまだ暑さに慣れていない時期なので、熱中症には例年以上に注意していただきたいです。


河津さんも「熱中症には例年以上に注意を」と言われていましたが、ツイートの引用リツイートで「特に週末。熱中症にご注意を! 帽子、水筒は必須っぽい。」「みなさん、熱中症には気を付けて」と呼び掛ける方も。水分はこまめに、塩分をほどよく摂り、しっかり睡眠と食事をとって体づくりをしつつ、無理せずにエアコンなどを活用して熱中症には十分注意しましょう。