お笑い芸人が本気でアニメーションの監督に挑戦するフジテレビのバラエティ特番『芸人アニメ監督』が、11日(16:30~ ※関東ローカル)に放送される。

  • (左から)サーヤ、上田航平、いおり (C)フジテレビ/東映アニメーション

番組では、ラランド・サーヤ、ゾフィー・上田航平、いおりの3人に「短編アニメ」の制作をオファー。脚本作り、キャラクターデザイン、コンテチェック、声優キャスティング、アフレコなどアニメの監督として制作する様子を8カ月にわたって密着した。

アニメ制作は、歴史的作品を数々世に放ってきた東映アニメーションが全面協力。完成した作品を3人の監督と一緒にスタジオで鑑賞するのは、アイドル界のアニメ好きから声優としても活躍する宮田俊哉(Kis-My-Ft2)、アニメやマンガ、映画にも造詣が深い宇垣美里、エンタメの批評考察が大人気のマンガ家・山田玲司、お笑い芸人・向井慧(パンサー)といった“各界のアニメ好き”4人だ。

所属事務所の社長を自ら務め、芸人としての活動の傍らバンド活動も行うなどマルチな才能を発揮しているサーヤの監督作は、芸人の“出待ち”をする女性ファンたちのマウントバトルを描いた『DEath MAtCH~リアルに恋してる~』。東映アニメーションのスタッフに対して「相方のニシダに注文するくらいの熱量で強く出た」と語るサーヤの妥協しない姿勢に、「庵野秀明監督のドキュメンタリーのよう」(宮田)、「芸人あるあるが詰まっている」(向井)などの称賛の声が飛ぶ。

さまざまな芸人にネタを提供し、コントの作成能力には定評がある上田の監督作は、誰もがよく知る童話『うさぎとかめ』をベースにした『うさぎ』。「童話の見方を変えたい、ダメキャラのアナザーストーリーにしたい」と語る上田が、脚本に悩みまくる様子、そして冒頭の“つかみ”にこだわるあまり、26回もアフレコのやり直しを求める姿には、「ガチなドキュメンタリーを見た」(山田)とスタジオもざわつきを隠せない。悩みぬいた末に「コントではできないことに挑戦した」と自信満々な表情を見せている。

オーディションによって選ばれた、若手芸人・いおりは、独特のキャラクターと美大出身という経歴を生かしたフリップ芸で注目されている“いおりワールド”について、百戦錬磨の東映アニメーションスタッフ陣も「理解できるかどうかは置いて、人にはない発想」と絶賛。「変わった動物たちが住む世界」をテーマに、キャラクターデザインと7体のキャラクターの声もすべていおり自身で担当した『Over The Rainbow』は、「1回見ただけでは理解不能。常人には作れない」(宇垣)、「こういう天才がいる」(上田)と称賛を浴びる。

今回制作したアニメは東映アニメーションのYouTubeチャンネルで見られるほか、監督3人のアニメ制作密着VTRの完全版がTVerで配信される。

コメントは、以下の通り。

■サーヤ(ラランド)
「アニオタキャラじゃない私に監督のオファーがきたのでびっくりしました。たった数分のアニメのために、これだけの人と工数がかかるとは思っていなくて、アニメってこうやって作るんだという驚きの連続でした。このシーンを入れたいけれど削らないと時間内に収まらないとか、そういった折り合いを自分の中でつけるのが苦しかったですが、世の“監督”たちはこういうことと戦ってきたんだろうなと思いました(笑)」

■上田航平(ゾフィー)
「コントと違ってアニメは無限にやりたいことができるので、“めちゃくちゃアイディアの在庫ありますよ!”という気持ちでオファーを受けました。でも、自分の密着映像を見た時に、“悩んでないで早く決めろよ!”という気持ちになり、そこには思ってもみなかった自分がいました(笑)。自分のコントは何の良い影響も与えないから、今まで1回もこんなこと思ったことがなかったんですが、初めて子どもたちに見てほしいと思った作品です」

■いおり
「東映さんとアニメを作るっていうのは美大生だった私にとっては夢で、芸人として何の偉業も成し遂げていないのに、こんなご褒美みたいな企画をやらせてもらって裏口から入学したような気分です。プロのテクニックや指導で想像以上の作品になりました。見る人によって見え方が変わってくる作品だと思うので、何も考えずに見てほしいです。あと、この作品の中には『はひふへほ』が隠れているんです。見つけたらラッキー!って思ってください」

  • (C)フジテレビ/東映アニメーション

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