俳優の竹内涼真が主演を務めるテレビ朝日系ドラマ『六本木クラス』の出演者が一挙公開され、初回放送日が7月7日(毎週木曜21:00~)に決定した。
復讐を誓った青年が仲間とともに、金と権力を振りかざす巨大企業に立ち向かっていく――「下剋上」を主軸にラブストーリー、青春群像劇が交錯した大ヒット韓国ドラマ『梨泰院クラス』を『六本木クラス』として日本版にリメイク。1カ月後の7月7日に放送スタートし、同枠では異例の全13話というスケールで原作の魅力を余すところなく描く。
竹内演じる宮部新は、巨大外食産業「長屋ホールディングス」の跡取り息子である長屋龍河(早乙女太一)が引き起こしたある事件により絶望の淵に立たされ、さらにその事実を長屋ホールディングス会長・長屋茂(香川照之)が強大な権力を駆使して揉み消したことから、復讐が人生の目標に。飲食業界でのし上がることを決め、東京の大繁華街・六本木で居酒屋「二代目みやべ」をオープンする。
長屋ホールディングスを茂と共に創設した相川伊之助の娘で、常務の相川京子役を務めるのは稲森いずみ。龍河が引き起こした事件を担当する刑事・松下博嗣役には民放連ドラ出演が『南極大陸』(11年)以来11年ぶりとなる緒形直人が決定。龍河の事件の後ある理由で警察を辞めてしまうがやがて新と再会する。新を男手ひとつで育て「信念を貫く」ことを教えた父・宮部信二を演じるのは光石研。素朴でありながら愛情深く優しい父を表現する。
新の良き仲間として共に奮闘する「二代目みやべ」の一員で、ホールスタッフとして働く内山亮太を演じるのは中尾明慶。元チンピラで短気な面もありつつ、純朴で茶目っ気のあるキャラクターに挑む。新が長屋家と因縁の関係を築くことになる最初のきっかけは、高校で龍河にいじめられていた同級生の桐野雄大を新が助けたこと。後に意外な形で再会することになる桐野を、矢本悠馬が演じる。「二代目みやべ」の料理人として働く綾瀬りくを演じるのは、ゲスの極み乙女。のドラマーとしてほな・いこかの名前で音楽活動をする一方で、女優としても注目を集めるさとうほなみ。生まれた時の身体的性は男性、性自認は女性のトランスジェンダーの役に挑む。それぞれの事情を抱えながらも、「二代目みやべ」を成長させるべく共に奮闘するスタッフたちは新にとって何ものにも代えがたい存在となっていく。
さらに、長屋茂の忠実な秘書・桜木幸雄役には近藤公園が、新や楠木優香(新木優子)の行きつけのダイニングバー「Flecha verde」の店主・理沙ガルシア役には田中道子が決定した。
出演者のコメントは以下の通り。
■稲森いずみ(相川京子 役)
役をいただいた時、すでに紡がれている魅力的な世界観に、新しく私が飛び込んでいける“ドキドキ”と“ワクワク”を感じました。長屋を愛し守るため、殺伐とした組織の中で戦うひとりの女性の生き様を見ていただきたいと思います。
■緒形直人(松下博嗣 役)
配信当時、『梨泰院クラス』には魅了され、次回が待ち切れない程、食い入るように見ていました。この刑事役を任されるのは、この上なく嬉しいことです。この役ならではの難しさがありますが、一つ一つ丁寧に、父親としての思いや弱さなど、松下博嗣の心の動きを表現していきたいと思っています。竹内くんは、自然体で真っ直ぐな方ですね。感情表現が豊かで目線が強い。これから共に闘っていける時間を楽しみにしております。
■光石研(宮部信二 役)
2020年、コロナ禍で俳優の仕事の儚さを痛感していた最中、それを希望に変えてくれたのが『梨泰院クラス』でした。こんなドラマがやりたい。そしてなんと今年、そんなどハマりした作品が、日本でリメイク!! しかも、あの主人公のお父さん役をオファーして頂きました! こんな喜びはありません。現場では、竹内くんと新木さんのドラマへの情熱に引っ張られ、楽しくやっております。皆さん、是非ご覧くださいませ!!
■中尾明慶(内山亮太 役)
素晴らしいキャストの方々やチームワーク抜群のスタッフの皆様と作り上げる日々がとにかく幸せです。新さんに救ってもらい、「二代目みやべ」で働くことになる元チンピラ「亮太」を演じます。僕自身も俳優という仕事にだいぶ救われて、今があると思っています(笑)。六本木という街で「亮太」という役に全力で向き合っていきたいと思います。この夏、必ず素敵な作品になりますので、『六本木クラス』をよろしくお願い致します。
■矢本悠馬(桐野雄大 役)
『梨泰院クラス』が大人気だったため、中々の重圧を感じながら撮影に挑んでおります。自分が演じる役も、イ・ダウィットさんの印象が強烈に残っていると思うので比較されるなど色々と感じる事があると思います。ただ同じ役を演じても人が違うと全く別のものになるという事を忘れないでください。『六本木クラス』という新しい作品として新鮮にフラットな目で見てほしいです。自分も桐野を演じるにあたり、ゼロから彼を作り、皆さまの前に立ちたいと思います。
■さとうほなみ(綾瀬りく 役)
今作のお話を伺った時は「すごいことをしようとしている!」と思いました。日本を舞台にした時にどうなるのか全然想像がつかなくて、だからこそ面白いなと。綾瀬りくという役は、もともと韓国版でもとても魅力を感じており、だからこそこの役で作品に携われることに喜びを感じております。竹内さんは撮影前のリハーサル時に全員が帰るまで場に残り、質問にも丁寧に答えてくださるなど、本当にリーダーだなと感じています。頼れるリーダーのもと、楽しませていただこうと思います。
■近藤公園(桜木幸雄 役)
“あの”物語が、徳尾浩司さんによる疾走感溢れる素晴らしい脚色で、六本木を舞台に繰り広げられます。秘書・桜木としましては、茂会長の影として「忍」のように存在出来ればと思いながら、撮影に挑んでおります。一視聴者としても、主人公・新を巡る三角関係をソワッソワしながら見守る準備は、既に出来ています。7月まであと少し、どうぞ楽しみにお待ち下さい。
■田中道子(理沙ガルシア 役)
『六本木クラス』に出演することができ、感激で胸が躍るような毎日です。普段何気なく歩いている六本木という街を、ドラマでは豪華な俳優の先輩方と共に魅力的にみせることができたらいいなと思っております。理沙ガルシアは、私自身初めてとなるスペインと日本のハーフの役で、初めてのスペイン語にも挑戦しております。頭のネジが1、2本抜けているような女性ですが、体当たりで精進します。皆さま、ぜひご覧ください。