ラフールは5月26日、「Z世代のウェルビーイング」に対する意識調査を発表した。同調査は4月19日、従業員数1,000名以上の企業で勤めるZ世代109名を対象に、インターネットで実施した。
ウェルビーイング(Well-being)という言葉を知っているか尋ねたところ、32.1%が「名前も意味も知っている」、22.9%が「名前だけ知っている」と答えた。2つの回答を合わせた「ウェルビーイング(Well-being)」の認知度は55.0%だった。
ウェルビーイングとは「心身が健康で、社会的にも満たされた状態」という意味だが、世の中の動きとして進んでいくことに対し、どう思うか尋ねると、79.9%が「大きく賛同する」「やや賛同する」と答えた。
ウェルビーイング経営を取り入れている会社に対して期待することを聞くと、「多様な働き方が奨励されること」(48.6%)が最も多く、「自分らしく活き活きと働けること」(39.4%)、次いで「心理的安全性が確保されること」(37.6%)、「メンタルヘルスケアが行われること」(35.8%)が続いた。
ウェルビーイングな会社に対して期待することを自由回答で答えてもらったところ、「仕事にやり甲斐を感じながら、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)も高まること」「休みが取りやすい環境」「個人が尊重されかつ働きやすいこと」「否定されずに意見を受け入れてくれる環境」「LGBTのサポート、障害者雇用の推進と所得向上」といった声が寄せられた。
勤務先が、ウェルビーイング経営を取り入れていれば、貢献意識や働きがいに繋がると思うか聞くと、73.4%が「非常にそう思う」「ややそう思う」と答えた。
もしも転職を考える場合、会社がウェルビーイング経営を取り入れていれば、転職先の決め手になると思うか尋ねると、71.6%が「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した。
会社が従業員の心身の健康をはじめとしたウェルビーイングの状態を把握するために「組織サーベイ」は重要であるか尋ねたところ、69.2%が「非常にそう思う」「ややそう思う」と答えた。
「非常にそう思う」「ややそう思う」と回答した人に、その理由を聞くと、「自身の状態を数値で知ることでセルフケアに繋げられると思うから」(53.9%)が最も多く、「メンタルヘルスケアの管理に繋がると思うから」(34.2%)、「組織の状態を数値で知ることが重要だと思うから」(30.3%)が続いた。
「組織サーベイ」が重要だと思う理由を自由回答で答えてもらったところ、「なかなか言えないことでも、組織サーベイがあれば安心して仕事ができる」「経営陣に直接伝えられる機会だから」「人の健康が会社までも健康になると思うから」などの声が寄せられた。