ミサワホームは5月20日、「コロナ禍を通じて生活者に起こった意識変化」に関する調査結果を発表した。調査は2021年3月31日~4月8日、今後2年以内に戸建住宅の購入を検討している年収400万円以上の男女773名を対象に、Webアンケート方式にて行われた。

  • コロナ禍における衣食住の関心度の変化

    コロナ禍における衣食住の関心度の変化

コロナ禍における在宅時間の変化を尋ねたところ、72%が「在宅時間が増えた」と回答。また、生活の価値観に変化があったかを聞くと、75%が「あった」と回答した。

そこで、「衣」に対する関心度を聞くと、「部屋着、普段着」(80.3%)で高まる一方、「外出着」(82.7%)で低下するなど、イエナカの関心が増加。また、「食」「住」に関しては、「食材」(94.4%)や「自分の住まい」(93.2%)で高くなったのに対し、「外での知人・友人たちとの会食」(87.9%)、「近所付き合い」( 61.3%)で低い割合を示した。

  • 隔離実施の有無による家庭内の感染者数

    隔離実施の有無による家庭内の感染者数

次に、新型コロナウイルスに自身または家族が罹患し、自宅療養の際に他の家族と同居した経験のある男女1,040名に対し、「感染症に罹患した家族が感じた住まいの困りごと」に関する調査(調査期間2021年11月30日~12月4日)を実施した。

その結果、家庭内の感染者数は、部屋を隔離していた場合は「1人」(69.9%)で済むケースが7割を占めたが、隔離していない(できない)場合では、「2人」が最も多く37.8%、次いで「1人」が36.8%という結果に。隔離実施の有無が、家庭内の感染者数に大きく影響することがわかった。

また、感染時の困りごとについて教えてもらったところ、自身が罹患した場合と家族の場合とで多少の違いはあるものの、いずれも「食事」「トイレ」「入浴」が上位にあがった。