大東建託は、千葉県の駅および自治体を対象とした「街の住みここちランキング2022<千葉県版>」の結果を5月18日に発表した。調査は2019年3月26日~2022年3月29日、千葉県居住の20歳以上の男女3万2,485名を対象にインターネットで行われた。
千葉県の駅を対象とした「街の住みここち(駅)ランキング」では、昨年2位の「印西牧の原」が1位を獲得。2位は「海浜幕張」(昨年3位)、3位は「流山おおたかの森」(昨年5位)が、それぞれ昨年からランクアップ。次いで4位「新浦安」、5位「千葉ニュータウン中央」、6位「柏の葉キャンパス」と続き、7位には、昨年14位の「新船橋」がランクアップ。以下、8位「鎌取」、9位「津田沼A」、10位「八柱A」がTOP10にランクインした。
評価を構成する際に用いられた8つの要素について見てみると、「生活利便性」因子では、駅前に大規模商業施設のある駅(流山おおたかの森、海浜幕張、新浦安、印西牧の原)の評価が良く、特に1位の「流山おおたかの森」では偏差値80オーバーの高評価に。
「静かさ治安」因子では、郊外の新興住宅街のある駅(印西牧の原、北国分、柏たなかなど)の評価が、「防災」因子では、印西市にある駅(印西牧の原、印旛日本医大、千葉ニュータウン中央)の評価が高かった。
千葉県の自治体を対象とした「街の住みここち(自治体)ランキングでは、2年連続で1位「浦安市」、2位「印西市」という結果に。3位は、3年連続で「千葉市美浜区」がランクイン。以下、4位「流山市」、5位「千葉市緑区」、6位「習志野市」、7位「千葉市稲毛区」、8位「柏市」、9位「成田市」、10位「市川市」と続き、順位変動はあるものの、昨年調査でトップ10入りした自治体が今回もトップ10に並ぶ結果となった。
8つの要素別の特徴としては、「生活利便性」因子では、駅前に大規模商業施設のある街(浦安市、印西市、千葉市美浜区、流山市)の評価が良く、「物価家賃」因子では、郡部にある町村(印旛郡酒々井町、長生郡長生村、山武郡横芝光町)の評価が高くなっているよう。また、「防災」因子では、成田ニュータウンや千葉ニュータウンなどの新興住宅地が多い印旗地域(印西市、白井市、佐倉市、成田市など)が高い評価を得た。
なお、今回の調査では、千葉県居住者の2022年のみの回答(9,227名)を集計した「住みたい街ランキング」も発表されている。
首都圏内の駅を対象とした「住みたい街(駅)ランキング」では、昨年13位だった「流山おおたかの森」が1位に大きく上昇。2位は、3年連続で「船橋A」、3位は昨年1位だった「横浜」という結果に。4位は「千葉A」、5位は「吉祥寺」だった。
一方、全国の自治体を対象とした「住みたい街(自治体)ランキング」では、「浦安市」が3年連続で1位に。2位は、昨年19位の「流山市」がランクアップ。以下、3位「船橋市」、4位「港区」、5位「千葉市中央区」と続いた。