月刊総務は5月17日、「ウェルビーイングに関する調査」の結果を発表した。同調査は4月18日~25日、全国の総務担当者110名を対象に、インターネットで実施した。

  • 「ウェルビーイング」とはなにか知っていますか

「ウェルビーイング」とはなにか知っているか尋ねたところ、58.1%が「よく理解している」と「なんとなく理解している」と回答した。

会社でウェルビーイングに取り組んでいるか聞くと、「とても取り組んでいる」が10.0%、「やや取り組んでいる」が41.8%、「全く取り組んでいない」が48.2%だった。

  • 会社でウェルビーイングに取り組んでいますか

ウェルビーイングには、仕事とキャリア面での幸福を構築する「Career Wellbeing(キャリア ウェルビーイング)」、幸福をもたらす人間関係性を築けているかを指す「Social well-being(ソーシャル ウェルビーイング)、経済的幸福の「Financial well-being(フィナンシャル ウェルビーイング)」、身体的な幸福の「Physical well-being(フィジカル ウェルビーイング)」、コミュニティに関する幸福「Community well-being(コミュニティ ウェルビーイング)」という要素がある。

​ウェルビーイングのどの要素に取り組んでいるか尋ねたところ、「フィジカルウェルビーイング」(68.4%)が最も多かった。次いで「キャリアウェルビーイング」(63.2%)、「ソーシャルウェルビーイング」(43.9%)と続いている。ウェルビーイングのどの要素に最も注力しているかという問いに対しては、「フィジカルウェルビーイング」(36.8%)が最も多かった。

  • ウェルビーイングのどの要素に取り組んでいますか

ウェルビーイングへの取り組みで、どんなことを実施しているか聞くと、「健康診断」(84.2%)が最も多く、「ワーク・ライフ・バランス推進」(77.2%)、「ストレスチェック」(75.4%)と続いた。

  • ウェルビーイングへの取り組みで、どんなことを実施していますか

ウェルビーイングに取り組む理由について尋ねたところ、71.9%が「生産性を向上させるため」、47.4%が「離職率を低下させるため」と答えた。

ウェルビーイングに取り組んでいない企業に取り組んでいない理由を尋ねると、最も多い回答は「何をすればよいかわからないから」(54.7%)で、「経営陣の理解がないから」(50.9%)、「取り組む時間がないから」(24.5%)が続いた。

  • ウェルビーイングに取り組んでいない理由

社員のウェルビーイングを測定するアセスメントを実施しているか尋ねたところ、76.4%が「いいえ」と答えた。8割近くが社員のウェルビーイングを測定するアセスメントを未実施であることがわかった。