アイペット損害保険は5月13日、「ペットの名前」に関する調査結果を発表した。調査は2021年4月1日~2022年3月31日に、同社保険に新規で加入したペットの飼い主を対象に、インターネットで実施した。
2021年度「ペットの名前」総合ランキングの結果、昨年、犬・猫ともに初の1位を獲得した「むぎ」が、見事2連覇を達成した。
犬のランキングでは、6位まで昨年と同様に、2位「ココ」、3位「モカ」、4位「マロン」、5位「チョコ」、6位「こむぎ」という結果に。7位には人気上昇中の「ラテ」がランクインした。一方、猫のランキングでは、2位「きなこ」、3位「レオ」、4位「ココ」、5位「マロン」、6位「ラテ」、7位「ベル」と続き、8位には、昨年ランク外となった「ルナ」が返り咲いた。
犬の性別ランキングでは、男の子は「レオ」、女の子では「ココ」が1位を獲得し、ともに7連覇を果たした。男の子のランキングでは、2位の「マロン」が6年連続で同順位を死守。3位以降の名前は、毎年激しい攻防戦が繰り広げる傾向に。一方、女の子のランキングでは、常連の名前が並ぶ中、2年前に初ランクインした「こむぎ」が4位にまで浮上。全体的に、女の子は花を連想させる名前や、和風の名前など、優しい雰囲気の名前が引き続き人気となっている。
猫の性別ランキングでは、男の子は「レオ」が7連覇、女の子は「きなこ」が4連覇を達成。男の子のランキングでは、「琥珀」が初めてトップテンにランクイン。宝石のように透きとおった美しい目を持つ猫を表しているほか、漢字に「虎」が含まれ力強さも感じられることから、男の子の名前として人気が高まっているよう。女の子のランキングでは、人形の名前にもなっている「メル」が8位に、昨年から人気急上昇の「ラテ」が10位に、それぞれ初めてトップテン入りを果たした。
犬種別のランキングでは、柴犬は「むぎ」が初めて1位を獲得したほか、ひらがなの和風な名前が好まれる傾向にないものの、顔触れは年々変動。トイ・プードルとチワワでは、大きな順位の変動は見られず、その子の毛色が推測できる、かわいらしい食べ物の名前が安定した人気に。ミニチュア・ダックスフンドでは、例年上位を保っていた「ココ」が初めてランク外となった。
猫種別ランキングでは、どの猫種でもひらがなのかわいらしい名前が上位に。順位の入れ替わりが激しい猫種別ランキングだが、スコティッシュ・フォールドでは「こむぎ」「ラテ」が、アメリカン・ショートヘアでは「ルイ」「ノア」「すず」が初めてランクインした。
その他の小動物ランキングをみると、うさぎは「きなこ」が調査開始以降4連覇、ネズミの「おもち」は2連覇を達成。鳥は「レモン」と「ピー」が1位を獲得した。