ソニー生命保険は4月22日、「社会人1年目と2年目の意識調査」の結果を発表した。調査は3月15日〜3月23日、2022年春から働き始める社会人1年生または就職してから1年が経つ社会人2年生に該当する20歳〜29歳の男女1,000人を対象に実施したもの。

  • 初任給はどのようなことに使いたいか・どのようなことに使ったか

まず、社会人1年生に対して初任給はどのようなことに使いたいか聞いたところ、「貯蓄に回す」が56.6%で最多となった。次いで、「生活費(食費など)に充てる」(33.2%)や「親への贈り物を買う」(28.8%)、「自分にちょっと良い物を買う」(27.8%)、「親をご馳走につれていく」(23.2%)が続いた。

次に、社会人2年生に初任給をどのようなことに使ったか尋ねた。すると、「貯蓄に回す」が43.8%で最も高く、次いで「生活費(食費など)に充てる」(29.2%)、「親への贈り物を買う」(24.8%)、「自分にちょっと良い物を買う」(23.8%)、「親をご馳走につれていく」(18.8%)が続いている。

続いて、社会人1年目の生活でかかった金額を目的や用途ごとに聞いてみると、 平均金額は「身だしなみ(スーツ・化粧品など)」では3万5,747円、「自己投資(セミナー参加、書籍購入など)では1万9,355円、「プライベートな付き合い・交際」では17万68円、「実家に入れた金額」では12万4,118円となった。

  • 社会人1年目の生活でかかったお金

社会人1年目の生活において貯蓄した金額を聞いたところ、「50万円〜100万円未満」(30.2%)に回答が集まり、平均は62万円となった。30歳時点の目標貯蓄額については「500万円〜600万円未満」(17.6%)や「1000万円〜2000万円未満」(24.4%)に回答が集まり、平均は847万円に。

  • 社会人1年目の生活で貯蓄した金額・30歳時点の目標貯蓄額

社会人2年生に、30歳時点の目標年収を尋ねると、「300万円〜400万円未満」(20.2%)や「400万円〜500万円未満」(20.8%)、「500万円〜600万円未満」(22.6%)に回答が分散し、平均は525万円となった。男女別では、男性572万円、女性477万円。

  • 30歳時点の目標年収

社会人1年生に、最初に就職する会社でどのくらい働いていたいか聞いたところ、「定年まで働きたい」が25.0%が最も高く、次いで「2〜3年くらい」(19.8%)、「4〜5年くらい」(16.4%)、「6〜10年くらい」(14.6%)が続いた。

  • 最初に就職する会社で、どのくらいの間、働いていたいと思うか

社会人2年生に、最初に就職した会社でどのくらい働いていたいか尋ねると、「すでに辞めたい」が21.4%で最多となった。以下、「2〜3年くらい」(20.4%)、「4〜5年くらい」(16.0%)が続いている。

社会人2年生に、入社後がっかりしたことを聞いたところ、「給料が少なかった」が28.8%で最も多く、次いで「同期で集まる機会が少なかった」(25.6%)、「ボーナスが少なかった」(21.8%)、「仕事を教えてもらう機会が少なかった」(18.4%)、「残業が多かった」(16.6%)となった。テレワークの有無別にみると、テレワークを経験者では、「同期で集まる機会が少なかった」が33.8%で最多に。

  • 入社後、がっかりしたこと

全回答者に対して、「完全出社」か「完全テレワーク」か、選ぶならどちらかを尋ねてみた。すると、「完全出社」は45.1%、「完全テレワーク」は54.9%と、完全テレワーク派が半数を上回った。

社会人2年生の回答をテレワーク経験の有無別に見ると、「完全テレワーク」と回答した人はテレワーク経験者では60.8%と、なかった人(50.3%)よりも10.5%高くなった。