コネヒトは4月8日、「家族に関する全国調査」の結果を発表した。調査は2021年9月2日~ 10月31日、全国1万1,128名の家族を対象にインターネットで行われた。

  • 育休中の家事育児時間と育休期待値に対する実態

    育休中の家事育児時間と育休期待値に対する実態

育休取得前の期待値と、育休中の実態を比較したところ、「期待以上だった」と回答した家庭の割合は、男性の家事育児時間が「8時間を超える」家庭では32.1%、「6時間以下」で21.1%、「2時間以下」では7.4%と、育休中の男性の家事育児時間が長いほど高い傾向となることが明らかに。

  • 育休取得期間と育休期待値に対する実態

    育休取得期間と育休期待値に対する実態

また、育休取得期間別に比較すると、必ずしも育休期間が長いほど期待に対する実態がよいわけではないことが判明。「期待以上だった」と回答した家庭に注目すると、取得期間が「1か月未満」だった家庭では15.4%、「1年以上」取得した家庭は11.1%と、取得期間が短い方が期待に応えられる場合もあるよう。また、「1年以上」取得した家庭は「期待を(大きく+やや)下回った」と回答した割合が38.9%と最も高く、育休取得期間が長いほど期待値に合った育休になるとは言えないことが分かった。

  • 育休中の家事育児時間の変化

    育休中の家事育児時間の変化

2019年から2021年に同社が実施した調査のデータを比較したところ、育休中の男性の家事育児時間は、2019年調査時には20.2%だった「8時間以上」が2021年調査では31.0%にまで上昇。反対に、「2時間以下」は32.1%から22.7%までに減少するなど、育休を取得した男性の家事育児時間は年々増加傾向にあることがわかった。