回転すしチェーン「スシロー」では、日本全国のうまいものが大集合した「全国うまいもんめぐり」を開催中。ご当地グルメや珍しいネタがたくさんのフェアだが、今回は酒飲みにはたまらないメニューが多い様子。注目メニューを紹介しよう。

目玉は馬刺しの盛り合わせ!

まず今回の目玉となるのが、3種の馬刺しの握りを盛り合わせた「馬刺し食べ比べ」(748円)。

魚メインの寿司屋で肉寿司を押し出しているのは珍しい気もするが、スシローらしくアレンジを加えてありこれが絶品だった。馬刺しの赤身の握りはガーリック醤油で炙ってあり、ねぎとろ細巻きもフライドガーリックが入っているので、ニンニクがアクセントになり、馬刺しのうまみをより引き出しているようだ。間違いなく酒のつまみにあうちょっぴり大人向けの味わいで、なかなか味わえない一皿だった。

そのほか九州からは、鹿児島産で分厚く大きいサイズで食べ応えのある「大切り活〆かんぱち」(110円)や、高級魚として知られる長崎県産の「剣先いか」(165円)、新鮮で身がきゅっと締まった九州産の「活〆ひらめ」(330円)が登場。

愛媛県からは「鶏皮焼き軍艦」(110円)が登場。今治では焼き鳥の鶏皮を串に刺さず鉄板で焼くのが一般的なのだそう。甘辛味付けの鶏皮は柔らかくこりっとした食感もあり、居酒屋の味! たれが酢飯にも染みていて、最後までおいしく食べられる。

東北・北海道ネタもたくさん

今回の全国フェアは東北・北海道のネタが多めのよう。初めましてだったのは青森名物の「筋子納豆軍艦」(165円)。筋子と納豆という不思議な組み合わせだが、軍艦で食べてみると筋子の塩味と納豆の食感が意外にもかなり合う。納豆の香りもそこまで気にならず、もう一貫食べてみたくなる味だった。

また、宮城発祥の「マンボ巻(塩筋子・きゅうり)」(165円)は、筋子ときゅうりを細巻きにしたメニュー。ほどよい塩味で、醤油なしでも十分。きゅうりのシャキシャキとした食感に、筋子の塩味でさっぱりとした後味に。細巻きでぱくぱく食べられるので、おつまみとしてつまみながら飲むのもよさそうだ。

このほかには仙台名物の「炙り牛タン」(330円)、北海道産の天然ぶりを七味醤油で漬けあん肝をのせたピリッと辛めの「天然ぶりあん肝のせ」(165円)、北海道の天然いくらを使った「極みいくら」(330円)など、ご当地ならではのネタが並んでいた。

有名店監修のラーメンがうまい!

サイドメニューでは、麺屋 海神監修の「魚介に超惚れ込んだ塩ラーメン」(418円)、麺屋はなび監修の「台湾まぜそば」(385円)の2つが登場。

「魚介に超惚れ込んだ塩ラーメン」は魚介ベースですっきりとした仕立て。鯛の炙りをトッピングし、魚のうまさをじっくりと味わえるラーメンだった。一方で愛知名物の「台湾まぜそば」は、ピリ辛で本格的な味わい。しっかりと混ぜて、ミンチや温泉卵、ネギやのりとたくさんの具材と麺を絡ませて食べるとよいだろう。


今回のフェアは全体的に大人向けのネタが多く、思わず生ビールや角ハイボールを注文したくなってしまう。スシローでは、レモンサワーや大吟醸などアルコールメニューもあるので、休日の一杯として楽しむのもよさそうだ。