俳優の磯村勇斗、鈴木伸之が24日、都内で行われた『THE BATMAN-ザ・バットマン-』(3月11日公開)のセレブレーションイベントに登壇。ともにバットマン好きでプライベートでも仲が良い2人が息の合ったトークで盛り上げた。

  • 左から鈴木伸之、磯村勇斗

DCユニバースに属さない本作は、クリストファー・ノーラン監督による『ダークナイト』トリロジー以来となるバットマンの単独映画。世界の嘘を暴き、世の中を恐怖で支配する最狂の知能犯リドラーが登場し、暴かれるバットマンの嘘と狂気に変貌していく姿。ヒーロー映画史上最もスキャンダラスな展開が待ち受ける。

磯村は「新作『THE BATMAN-ザ・バットマン-』のイベントに登壇させてもらえるということで、非常に楽しみな気持ちと、ちょっと緊張しているんですけど、のぶと一緒に楽しんで魅力を伝えていきたいと思います」とあいさつ。

鈴木は「バットマンの魅力を思い残すことなくたくさん伝えていけたらいいなと思っています。そして、勇斗とは何度もいろんな作品で一緒にやらせてもらっているので、今日は阿吽の呼吸で一緒に楽しく話せたらいいなと思います」と話した。

そして、本作の魅力について、磯村は「新しいバットマンを見たなという思いになりました。今回は嘘を暴いていくというミステリー要素が強いですけど、心が揺らいでいるバットマンを見て感情移入していく、寄り添いたくなっていく、ものすごくバットマンが近くに感じたという印象でした。静かに進んでいくのですが、感情の起伏がものすごいあって見応えがある作品になっていました」と熱弁。

鈴木も「スケールの大きさにまずびっくりして、静と動の対比がものすごくはっきりしている映画だなと思いました。静の部分では、すごい謎解き、そしていろんな難問を待ち受けるのを一つ一つ丁寧に読み取って、物語が進んでいくにつれてどんどん世界観の中に引き込まれていきました。アクションシーンはスクリーンに引き込まれるような臨場感がすごくて、最後の最後まで、瞬きも惜しむぐらいの充実した時間になりました」と熱く語った。

誰にこの作品を紹介したいか聞かれると、磯村は「バットマンを知らない人が見てもバットマンの魅力を知ることができるし、日本でジョーカーが人気ですが、ジョーカーを知っているならこのバットマンはハマるんじゃないかなと思います。ぜひ気軽に見てもらいたい。知らない人にも見てもらいたいです」と答えた。

鈴木は「僕は、ぜひ見てもらいたいんですけど、僕の性格的に、誰かに見てもらおうとすると、どんどん結末のほうまで言っちゃいたくなるんですよ」と打ち明け、磯村が「ネタバレしそうだもんね。言っちゃいそうだもんね、ついつい」と笑うと、鈴木は「そうなんです。そこをいかに押し殺しながらバットマンの魅力を伝えるか。身の回りの友達から始めていきたい」と話した。

さらに鈴木が「結末まで言っちゃわないか怖いです」と言うと、磯村は「だとしたら今日不安だよ」と心配。イベント前に行われた取材でネタバレしかけていたそうで、「危なかった」と2人。鈴木は「しゃべっちゃったら逆に世界的な人になってしまう。これはBAT(こうもり)MANですけど、DのほうでBAD(悪い)MANに」と話し、磯村が「やめなさいよ」とツッコミ。息ぴったりのトークに会場から笑いが起こった。

イベントでは、バットマン役のロバート・パティンソンとキャットウーマン役のゾーイ・クラヴィッツがイギリス・ロンドンからリモート出演。磯村と鈴木は「不思議な感覚。鳥肌が立ちました」「すごく緊張しています」と“対面”に感激していた。