俳優の堀家一希が初主演を務める映画『世界は僕らに気づかない』が17日、「第17回大阪アジアン映画祭」コンペティション部門に選出された。
現在の日本の実情を背景に、人種やセクシュアリティの多様性を身近な問題として取り組んでいる群馬県を舞台とした同作。監督、スタッフ、キャストなど群馬県在住者及び出身者が集い、全編群馬県内にて撮影された。主人公の純悟役は、映画『東京リベンジャーズ』などに出演し、本作が長編映画初主演作となる堀家。フィリピン人の母親と2人きりの家庭で育ったが、そのバックグラウンドを受け入れられず、葛藤する難しい役を演じきった。飯塚花笑氏が脚本・監督を担当する。
今回、同作の入選が発表されたコンペティション部門は、同映画祭の中核となる部門で、ジャパンプレミア以上となるアジア映画(日本映画を含む)およびアジアと深い関係を有する映画を上映。審査員により、グランプリと来るべき才能賞等が選定される。