ワークポートは2月9日、「副業経験」に関する調査結果を発表した。調査は1月27日~2月3日、同社を利用している20代~40代のビジネスパーソン539名を対象にインターネットで行われた。

  • 副業経験の有無

    副業経験の有無

調査によると、「副業経験がある」と回答した人は32.7%。そのうち、96.0%が「副業をして良かった」と回答している。

どんな副業を経験したか聞いたところ、WEBライターやブログ、アフィリエイト、動画編集など、WEB関連の職種を挙げた人が多く見受けられたほか、クリエイターがデザインやイラスト制作、エンジニアがシステム開発、企画・マーケティング職に就く人がコンサルティングや講師をするなど、現職のスキルを活かした副業をする人も多いことがわかった。

  • 副業の理由

    副業の理由

副業をする理由については、「収入を増やしたい」が77.3%で断トツ。また、3位に「趣味と実益を兼ねたい」(37.5%)がランクインしていることからも、チャンスがあれば少しでも収入を増やしたいと思う人が多いよう。さらに、2位「スキルアップしたい」(39.8%)、5位「起業の準備をしたい」(17.6%)と併せて見ると、今後のキャリアを見据えて副業を選択する人も多いことがうかがえた。

  • 副業OKな会社のイメージ

    副業OKな会社のイメージ

次に、現在の勤務先(離職中の人は直近の勤務先)の副業可否について聞いたところ、「副業可能である」と答えた人は36.4%と4割に満たず、半数を超える63.6%の会社が「副業不可」であることが明らかに。

副業OKな会社のイメージを聞くと、57.9%が「良い」と回答。理由としては、「社員を尊重しているイメージ」(20代男性)、「働き方に対しての理解がある」(30代男性)などの意見が挙がり、多様な働き方を認め、柔軟に対応している会社=従業員の多様性を尊重する良い会社だ、というイメージに繋がっていることがわかった。

最後に、「転職するなら副業OKな会社を選びたいか?」と質問したところ、80.0%が「はい」と回答。理由を聞くと、終身雇用の崩壊や老後資金問題など、会社員としての将来への不安を理由に挙げる人が多かった。