“今読むべきビジネス書・実用書・教養書”を厳選し、要約してそのエッセンスを伝える「flier(フライヤー)」。最新のトレンドを学んだり、読みたい本を見つけたりするためのツールとして、学割プランユーザーを含めて累計89万人に活用されています。
面接で採用担当者が最重要視するポイントとも言われる「コミュニケーション力」。適切なコミュニケーションができないと、あなたの魅力は伝わりません。
そこでこの記事では、あなたのコミュニケーション力を上げてくれる本を紹介します。気になったものがあれば、ぜひ書店で探してみてくださいね!
雑談力を磨いて「また話したい」と思われる人に
1冊目は、『雑談の一流、二流、三流』(桐生稔著、明日香出版社)です。「一流」「二流」「三流」の雑談を紹介することによって、よりよく雑談するコツをわかりやすく教えてくれます。
驚くのは、二流で挙げられている雑談のコツに「これこそ雑談上手の振る舞いなのではないか」と思えるものがあること。「聞き上手になる」ことすら、そのままでは二流止まりなのだそう!
就活中は、就活生同士でも、社会人の方とでも、雑談する機会は自然と増えるものです。雑談をきっかけに重要な情報を得たり、新たな人間関係が生まれたりすることも。
今から雑談力を鍛えて、就活期間をより楽しく、よりスムーズなものにしませんか? 本書を読めば、どんな人とでも話が盛り上がり、「また話したい」と思ってもらえるようになるでしょう。
就活の場で使える「聞き手の心を動かす話し方」
2冊目は、『世界最高の話し方』(岡本純子著、東洋経済新報社)を紹介します。
就活で不可欠なのが「うまく言葉を使うこと」。エントリーシートや面接はもちろん、OB・OG訪問や説明会での質問、グループディスカッションでも、うまく言葉を使って自分をアピールしなければなりません。そうでなければ、いくら能力があり、志望企業とマッチしていたとしても、正しく相手に伝わらないでしょう。
本書は、「伝説の家庭教師」と呼ばれる話し方のプロが、話し方の「門外不出の50のルール」を教えてくれる一冊です。
特に就活生にマスターしてほしいのは、絵を見せるように話して、聞き手の心を動かすこと。たとえばあなたが面接の場で、サークルで培ったリーダーシップをアピールしたいとしましょう。そこで「試合前にはみんなの笑顔を増やすことを意識しました」と言うだけでは、十分に伝わりません。
では「試合前には『いつも通りやろう!』『大丈夫!』などと明るく言葉をかけたり、全員で応援歌の練習をしたりして、みんなの笑顔を増やす工夫をしました」ならどうでしょう? メンバーの笑顔が目に浮かぶとともに、あなたのリーダーシップが伝わるのではないでしょうか。
本書で紹介されるルールを身につけられれば、あなたの魅力がしっかり伝わるはず!
人間関係の悩みは、「箱に入っていること」が原因!?
3冊目は、『自分の小さな「箱」から脱出する方法』(アービンジャー・インスティチュート著、金森重樹監修、冨永星訳、大和書房)。小説形式でコミュニケーション力を鍛えられる大ベストセラーです。
主人公はまじめなビジネスパーソン、トム。ライバル会社から転職してきたばかりのトムは、自分の能力に自信があり、昇進にも意欲的です。
そんなトムはある日、研修プログラムを受けることに。そこでなんと、副社長から「君には問題がある」と言われてしまうのです。しかも、トムに問題があることは、職場の同僚はもちろん、妻や子どもも気づいていると言われてしまいます。
トムの「問題」とは何か。それは、彼が自分のまわりの人を「我慢」するべき対象だと感じていることです。本書ではその状態を「箱の中に入っている状態」とし、「箱」から出るための方法を教えてくれます。
本書によると、人間関係の悩みや問題はすべて「箱に入っていること」から起こっています。さて、あなたは「箱」に入っていないでしょうか? OB・OG訪問やグループディスカッションなど、就活中はとにかく短い時間で相手と良好な関係を築かなければなりません。人間関係の教科書として、就活を始める前にぜひお読みいただきたい一冊です。
読書で自分磨きを
就活をはじめる前に読んでおきたい、コミュニケーション力を磨くための本を紹介しました。コミュニケーションは、すべての人間関係に必要なもの。「就活はまだまだ先!」という方も、早めに読んでおいて損はありません。
本の要約サービスflierには他にも、就活に役立つ本やスキルアップに使える本が多くそろっています。お得な価格で使える学割プランもありますので、ぜひチェックしてみてください!