ロバート・ウォルターズ・ジャパンは12月9日、「カウンターオファー」に関する調査結果を発表した。調査は2021年10月~11月、国内企業と外資系の日本法人172社、同社に登録する国内で働く会社員873人を対象に行われた。

調査結果は以下の通り。まず、「カウンターオファーをもらい転職をやめた経験がありますか」と聞くと、「はい」(12%)、「いいえ」(88%)だった。

  • カウンターオファーをもらい転職をやめた経験がありますか

また、「カウンターオファーを受け入れない理由」を聞いたところ、「辞めようと思った理由に対する解決策ではない 」(43%)、「一度決めたので心変わりはしない」(42%)、「長期的な仕事満足度の解決策ではない」(36%)、「自分の長期的なキャリア目標と合っていない」(36%)、「給与を上げる事が主な退職理由ではない」(28%)、「辞職の意向を示したことで忠誠心を疑われるかが心配」(13%)となっている。

  • カウンターオファーを受け入れない理由

次に、企業側に「引き留め交渉を行いますか」と尋ねると、「はい」(41%)、「いいえ」(59%)となった。

  • 引き留め交渉を行いますか

そして、「カウンターオファーを行わない理由を2つ教えてください」と聞いたところ、「給与や役職の不平等が発生するリスクがある」(50%)、「チーム内に悪影響を与えるのではないかという懸念」(46%)、「カウンターオファー後に辞めてしまうのではないかという恐れがある」(36%)、「社内の次世代人材に機会を提供する」(34%)、「新規採用が可能」(23%)、「パフォーマンスが低下するのではないかという不安」(21%)という結果だった。

  • カウンターオファーを行わない理由を2つ教えてください