パスチャーは11月12日、「2021年インスタ流行語大賞」を発表した。調査は10月20日〜11月2日、同社運営メディア「Petrel」の公式Instagramのフォロワーを対象に行われた。
「インスタ流行語大賞」とは、流行先取りメディア「Petrel(ペトレル)」がその年に話題・流行となったモノやコト、人物を表彰する賞。Instagram(インスタグラム)での投稿数やトレンドの先取り感などを基準に独自に選定した「2021年インスタ流行語大賞」と、流行に敏感な10代〜20代女性を対象とした調査に基づく「部門別インスタ流行語大賞」に分かれている。
「2021年インスタ流行語大賞」第1位に選ばれたのは「47 JIIMOTO フラペチーノ」だった。全国47都道府県に約1,600店舗を展開するスターバックスコーヒーが、日本上陸25周年を記念して6月30日に全国一斉発売したフラペチーノ。それぞれの地域のバリスタから出てきたアイディアを元に商品化され、地元の人々に向けて、47の各都道府県それぞれの地でしか味わえない限定フラペチーノを展開した。
2位には、『週刊少年マガジン』にて2017年13号から連載中の大人気漫画「東京卍リベンジャーズ」がランクイン。「東リベ」「東卍」などの愛称で親しまれ、テレビアニメ化、実写映画化、舞台化が行われるなど、今年最も盛り上がった漫画といえる。
続く3位にランクインしたのは、Netflixで配信されている韓国のサバイバルテレビシリーズ「イカゲーム」。ハラハラドキドキの生き残りゲームは日本のみならず世界中で話題に。以下、4位「SHEIN」、5位「セルフ写真館」、6位「Let it be」、7位「アクスタのある生活」、8位「ハーフケーキ」、9位「Girls Planet 999:少女祭典」、10位「超チルなラッパー」となった。
「部門別インスタ流行語大賞」は、Petrel公式Instagramアカウントの10代・20代女性を中心としたフォロワーに対し、ストーリーズでのアンケート調査によるユーザーのリアルな意見を集計し、決定した賞。「芸能人部門」「YouTuber・TikToker部門」「アーティスト部門」「流行語部門」「もの・こと部門」の 5部門に分かれている。
芸能人部門では、ジャニーズ事務所から11月12日にCDデビューしたばかりの7人組グループ「なにわ男子」が堂々の1位に。続く2位もまた、2020年1月にジャニーズ事務所からデビューした「Snow Man(スノーマン)」がランクイン。さらに、「日プ2(PRODUCE 101 JAPAN SEASON2)」からデビューが決定した11人男子グループ「INI(アイエヌアイ)」が8位にランクインするなど、新人アイドルグループが若者からの人気を集めているよう。
YouTuber・TikToker部門では、地元の友達で結成された男性5人組YouTuber「コムドット」が1位を獲得。続く2位には、TikTokからYouTubeに参入し、チャンネル開設約1年半で登録者が156万人を突破した女性コンビ「平成フラミンゴ」が。また、JKツインズ「むくえなちっく。」が、現役女子高生ならではの「あるある」ネタで同年代から人気を集め、7位にランクインした。
アーティスト部門で1位を獲得したのは、2020年3月にデビューした11人組のグローバルボーイズグループ「JO1(ジェイオーワン)」。サバイバルオーディション番組「Produce 101 Japan(通称:日プ)」から生まれたグループで、デビューから約1年半、熱狂的なファンを多く抱えている。
そのほか、上位10位には、ジャニーズ事務所のアイドルグループを中心に、韓国アイドルグループや韓国発のオーディション番組から誕生した日本人グループのランクインが目立つなど、いずれもボーイズグループの人気の高さがうかがえる結果となった。
流行語部門で1位になったのは「もみあげ手裏剣」。「Snow Man」のメンバー、「向井康二(むかいこうじ)」のネタで、最近では「もみしゅり」の愛称でも親しまれている。また、4位には、YouTuberウチら3姉妹の「とうあ」が発信源の「きまZ(きまぜっと)」がランクイン。気まずい時に使える新流行語となっている。
このほか、10位には、「さすがにエモい」「さすがに可愛いすぎる」など「さすが〇〇」という意味で使われる言葉「さすい」がランクインした。
もの・こと部門では、アニメ・漫画、アイドルのファンとしての趣味活動全般のことを指す「推し活・オタ活」がランクインした。