家族以外の人からすると「なにそれ? 」「どういう意味? 」となってしまう、家族だけに通じる独特な言い回しやネーミングってありますよね。
筆者の実家では、電子レンジでの加熱を「チンする」……ではなく「エレクチンする」と呼んでいます。電子レンジがパナソニックの「エレック」というシリーズを使っている+「チンする」から「エレクチンする」。深いですねぇ~。
ということで今回は、前回の「自分の家だけのローカルな習慣」に引き続き、マイナビニュース会員308名に「家族間でしか使わない独特な言葉やものごとのネーミング」を大募集! 本記事でご紹介していきたいと思います。
割合は……
まずは前回同様、「家族間でしか使わない独特な言葉やものごとのネーミングなどはありますか? 」と質問してみたところ、ほぼほぼ半数となる47.4%が「YES」と回答。日本の半数のご家庭で、独自のネーミング・言葉遣いが生まれている……ぜひ辞典を作ってみたい気持ちになってきますね。
続いて、YESと答えた皆さんに「独特な言葉やものごとのネーミングについて具体的に教えてください」と聞いてみました。
独特すぎるネーミング
・「懐中電灯を『棒電気』と呼んでいました」(男性・58歳・東京都)
・「からだを洗うナイロン製タオルをシャカシャカタオルとよんでいる」(女性・43歳・東京都)
・「ぷにぷに。弟が生まれた時からほっぺがぷにぷにしており大人になっても定着している」(女性・28歳・神奈川県)
モノの名前から人名まで、独自のネーミングにもいろいろなものがあるようです。ちなみに筆者が気になったのはこちら。
・「ウナギを食べることをうなるという」(男性・43歳・京都府)
この「○○る」という言い回し、どこかで聞いたことあるな~と思ったら、タピオカドリンクを飲みに行く、「タピる」と同じ! 「今日はうなっちゃう? 」なんて好きな人をデートに誘うのも粋かもしれません。
方言? それとも標準語?
・「地方言葉かもしれませんが、お風呂のことは『たんた』、正座のことは『おまんに』でした」(男性・52歳・大阪府)
・「父親をおとはん、母親をおかはんと言っていた」(男性・47歳・大阪府)
・「方言とは知らず、物を探す時にガサガサ探すのを『さばくる』と呼んでいた」(女性・55歳・愛知県)
お父さん、お母さんの方言がそのまま家庭内で伝承されたことで生まれたと思われるこのカテゴリ。味わい深い内容の物が多いですが、筆者が注目したのは、
・「魚の骨をいぎと呼ぶ」(男性・48歳・東京都)
こちら調べてみたところ、山口県の方言だそうです。ちなみに骨がたくさんある魚のことを「いぎがましい魚」と言ったり、棘のある人のことを「いぎがましい人」と表現したりすることもあるそう。方言って調べると面白い話がたくさん出てきます。
他にもユニークな表現が
・「スーパーマリオのスターをにしきのと呼ぶこと」(男性・37歳・滋賀県)
「スターにしきの」といえば、歌手・俳優の錦野旦さんを置いて他にはいません。若い人は知らないかもしれませんがね、『とんねるずの生でダラダラいかせて!! 』という番組がありましてね、錦野さんめちゃめちゃ面白かったですからね……。投稿者さんと筆者、世代も一緒で大変共感しました。
・「リモコンのことをチェンジと言っていた」(男性・44歳・千葉県)
常に家族の争いの元だったテレビのリモコン。「チャンネルのリモコンスイッチをピコピコと呼ぶこと」(男性・35歳・愛知県)なんてご家庭もあって、各家庭でいろいろな呼び方をされているようです。
・「ブルーレイレコーダーを未だにビデオと言っています」(男性・50歳・岡山県)
プレステや任天堂スイッチをいまだに「ファミコン」と呼ぶ筆者の母を思い出してしまいました……。とはいえ英語では動画のことを「ビデオ(VIDEO)」と呼びますので、一周回って最先端な雰囲気が漂っている気がしなくもありません。
まとめ
ということで、「家族間でしか使わない独特な言葉やものごとのネーミング」。ご覧いただきました。皆さんのお家にはどんなものがあるか、よろしければSNSなどで当記事のURLをシェアしつつ教えてください。
我が家の独特な習慣アンケート
調査時期: 2021年10月11日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 308人
調査方法: インターネットログイン式アンケート