久光製薬はこのほど、九州大学発のバイオベンチャー企業であるガイアバイオメディシンの第三者割当増資を引き受け、同社に約2億円を出資したことを発表した。

ガイアバイオメディシンは、九州大学大学院薬学研究院の米満吉和教授の研究成果を活用し、新規細胞医薬品に取り組んでいる九州大学発のバイオベンチャー企業。同社が開発している「GAIA-102」は、他家 NK 細胞様 CD3 陰性細胞であり、固形がんに対して非常に高い細胞傷害性を発揮することが期待されている。

同社の事業は、アンメット・メディカル・ニーズの充足が期待できるものであり、久光製薬の新規事業領域への展開につながると考えられることから出資を決定したとのこと。

今後も久光製薬は、これまで培ってきた技術やノウハウをもとに事業活動を行うとともに、他社とのパートナリングや M&A などの手段も活用。これまでにない新しい価値を生み出すことを目指していくという。