自転車通勤は女性目線でもメリットがたくさん! 女性に多い冷えやむくみをはじめ、慢性的な疲労感の改善や、ダイエットの効果も期待できます。

ただし男性とは違った悩みがあるのも事実。女性も快適に通勤サイクリングを始めるために、まずはシチュエーション別に服装をチェック。さらに「スカートでの自転車通勤はどうする?」「ヘルメットで崩れがちなヘアスタイルのお直し方法は?」といったお助けTipsもご紹介します。

チャートで確認!ケース別に選ぶピッタリの服装

まずは着替えができるかどうか、さらに仕事着の自由度からベースとなる服装をチェックしてみましょう。

  • このチャートで、どんな服を着ればいいかチェックしましょう!

◆会社にロッカー/更衣室はある?
・ある→【1】へ
・ない  仕事の服装は…
 ・服装自由/ゆるめのオフィスカジュアルでOK→【2】へ
 ・スーツ必須→【3】へ

【1】更衣室/ロッカーあり→着替えてしまうのが一番ラク!

スーツ必須でも、服装自由でも、着替えられる環境があるなら着替えてしまうのが一番です。

きちんと運動できる自転車通勤に汗はつきもの。早めに会社についたら上手にクールダウンして、仕事用の服に着替えれば、スッキリ気持ちよく仕事にとりかかれます。

サイクリング時も、自転車に適した身軽なウェアだと快適さが違います。面倒でも着替えてしまうのがおすすめです。

【2】更衣室/ロッカーなし:服装自由→アスレジャースタイルが◎

着替えができない、だけど服装に厳しい規定がない。このケースはある程度柔軟に対応可能です。パンツスタイルをベースに、ビジネスシーンにもフィットした服装を選びましょう。

ボトムはスマートなタイプを選べば、ギアに裾が巻き込まれるのも防ぎますし、ソフトな素材なら脚の動きを妨げずラクに走れます。

ここ数年でトレンドが続く「アスレジャー」を取り入れてみるのもおすすめ。スポーツウェアをMIXしたコーデはジャケットやパンツスタイルとの相性も◎!

【3】更衣室/ロッカーなし:スーツ必須→ストレッチ性のあるスーツを

着替えも難しい、スーツ着用が必須という場合は、自宅で洗えるストレッチスーツなどを選んでみましょう。

この場合、汗や運動によるハードな動きで、どうしてもスーツへの負荷は通常より大きなものに。スーツはある程度消耗品ととらえておくことも大切です。

またパウダールームなどでインナーやアンダーウェアだけでも替えると、汗の匂いや不快感を避けられます。

こんなときどうする?お助けTips集

女性ならではの困りごと、スカートやハイヒール、メイク崩れなど、「こんなときどうする?」に応えるアドバイスを集めてみました。

スカート必須、着替えもできない…だけど自転車通勤にチャレンジしてみたい!

フレームのまたぎやすさ優先で自転車を選びましょう。スカートスタイルでの最適解はシティサイクル。またぎやすく、チェーンガードや泥よけも標準装備で汚れも安心。つま先立ちができる程度にサドルをあげれば、軽快車も立派な通勤自転車になりますよ。

少しスポーティなタイプがお好みなら、スタッガードフレームとよばれるまたぎやすいタイプや、車輪が小さく車体の低いミニベロという手もあります。

パンプス・ヒール必須! 通勤サイクリングできる?

ヒールのあるパンプスでのペダリングは避け、できれば会社で履き替えるようにしましょう。

1.置き靴で対応! 仕事用パンプスはデスクの下に
自転車通勤に限らず、デスク下に履き替え用の靴を置いている女性は多いです。社内履きとして楽ちんな靴に履き替えるケースもありますが、自転車通勤の場合は仕事用のヒールやパンプスをデスク下に。 通勤時はスニーカーなどペダリングしやすい靴で、会社についたら仕事用に履き替えるのがベストです。

2.安全にペダリングできるフラットパンプスを履く
ベストは履き替えですが、デスク下への置き靴も難しいなら、フラットなパンプスを選びましょう。 道路交通法の安全運転義務を遵守するためにも、しっかりペダリングができることが大前提です。ヒールがある靴はNGです。

着替えられないから、とにかく汚したくない!

お助けアイテムで衣服の汚れを回避しましょう!一番避けたい派手な汚れといえば、やっぱりチェーン巻き込みによるオイル汚れ。チェーンガードがついたシティサイクルなら安心ですが、スポーツサイクルには裾止め(裾バンド)と呼ばれるバンド状のものを足首に巻いて巻き込みを防ぐ方法もあります。

また雨の日は無理して自転車に乗るのではなく、きっぱりと諦めて電車通勤に変更するのが吉。雨上がりで路面が濡れている状態も汚れやすいので要注意です。

会社に置いておきたいアイテムは?

汗やニオイ対策として、タオル・汗ふきシート・制汗剤は会社に常備しておくと、携帯し忘れたときも安心です。さらにカンタンなメイク直しができるよう、リップやアイブロウなどポイントメイクの化粧品の予備を置いておくのも良いですね。

またインナーやアンダーウェア、ストッキングや靴下もワンセットそろえて会社に置いておけば、想定外の事態の備えに。

  • 眉、目元、リップのポイントメイクだけササッと時短お直し

ヘルメットでペタンコになった髪型はどうする!?

ヘルメットをかぶる自転車通勤では、やはり髪型の崩れが気になりますよね。簡単なお直しアイテムと、崩れをカバーするヘアスタイルをご紹介します。

おすすめは充電式のコテやホットカーラー

前髪やサイドだけでもさっとお直しができるとペタンコ髪もカバーできます。

もしドライヤーが使える環境なら、水を入れたスプレーボトルと、携帯ドライヤーを使ってしっかりお直ししてしまいましょう。

とはいえドライヤーが使えない人も多いですよね。その場合はカーラーだけでも、数分つけておけばカンタンなお直しになります。しっかり直したいなら、充電式のコテやホットカーラーを使うと良いでしょう。

おすすめヘアスタイル

ペタンコになってしまったり、ヘルメットの型がついてしまっても、スッキリまとめればほとんど目立たなくなります。上品なまとめ髪はビジネスシーンにもピッタリ。

逆に前髪だけ軽くお直しして、ヘアアレンジでボリュームをもたせてペタンコ髪をカバーするという方法も。さっと流せば様になるナチュラルな “かきあげ前髪” なら、ヘルメットの影響も受けにくいでしょう。

  • 前髪も一緒にまとめてスッキリ結んでしまえば、ヘルメットでの髪型の崩れも気にならない

  • サイドをくるりんぱ、トップに少しだけボリュームをもたせる、などヘアアレンジで崩れをカバーすることも

  • かきあげ前髪ならお直しも比較的カンタン。ナチュラルテイストならビジネスシーンでも違和感なし。

工夫次第で女性の自転車通勤もグッと身近に!

真夏や真冬など、厳しい季節はウェア選びにちょっとした工夫が必要になります。始めるなら過ごしやすい春や秋にトライ!今回紹介したような、便利アイテムを準備してコツをつかめば、自転車通勤のベースはすぐに作れるはずです。

※この記事はマインドスイッチ掲載「【女性向け】自転車通勤におすすめの服装」より転載しています。