アイリスオーヤマは9月2日から順次、マスクの性能の指標となる日本産業規格「JIS T9001」適合マスクを店頭で発売した。あわせて安心・快適なマスクの提供を通じて、 社会に貢献するため「アイリスオーヤマ マスクプロジェクト」を開始する。

  • 9月2日発売のJIS適合マスク「ナノエアーマスク」

同プロジェクトは、「マスク生活に、 もっと安心と快適を」をコンセプトに、新型コロナウイルス感染症によるさまざまな社会課題の解決を目指す。

その取り組みの一つとして、同社が生産するすべてのマスクについてJIS適合審査申請と適合を実現することを掲げている。

国内のマスク市場は、昨年発生した新型コロナウイルスとその後の感染拡大に伴い、海外製品の輸入や異業種が参入したことで多様化。2021年6月にマスクの性能を保証するためにJIS T9001が制定された。

今回JIS T9001審査に適合したマスクは、同社の宮城県角田工場で生産する8商品。9月2日発売のJIS適合マスク「ナノエアーマスク」を中心に順次生産を開始し、販売する。また、 同工場で生産する商品やその他の自社工場で生産するすべての商品についてもJIS適合審査への申請を進めるという。

JIS T9001(一般用)適合マスクは、「ナノエアーマスク」(ふつう/小さめ、各7枚438円)、「デイリーフィットマスク(ナノエアーフィルタープラス)」(ふつう/小さめ、各30枚、価格未定)、「デイリーフィットマスク(やわらかプリーツタイプ)」(ふつう/小さめ、各30枚、価格未定)。JIS T9001(医療用・クラスI)は、「医療用ナノエアー マスク」(ふつう、5枚438円)、「医療用デイリーフィットマスク」(ふつう、30枚)。

同社のマスクは、大連工場(中国・遼寧省)と蘇州工場(中国・江蘇省)のほか、昨年新たに宮城県角田工場、ウィスコンシン工場(アメリカ)、フランス工場(フランス)、仁川工場(韓国)でマスクの生産を開始した。グローバルにもアイリスグループのマスクを生産・供給する。

また、同社ではこれまで日本政府や医療団体、各国政府へ当社のマスクを寄付してきた。今後も同プロジェクトを通じてマスクの寄贈による非営利の支援活動を継続するとのこと。