アスマークは7月30日、「ビジネスマンのITリテラシー」に関する調査結果を発表した。調査は7月1日~6日、デスクワークをメインに働く20~50代の男女450名((20~30代、40代、50代および職種均等)を対象にインターネットで行われた。
自身のITリテラシーについて低いと思うか高いと思うかを聞いたところ、「低い」と感じている人の割合が最も多い年代は、「40代」で30.0%。他方、「高い」と回答した割合が最も高かったのは「20〜30代」で33.3%だった。
職種別では、「事務系」(38.9%)、「バックオフィス系」(32.2%)、「営業系」(30.0%)で低い傾向に、「システム・生産系」(44.4%)や「企画系」(34.4%)では高い傾向となった。
Excelスキルのレベルについては、Excel初級に関しては約9割が「全部できる」「概ねできる」と回答したものの、その割合は、中級では56.9%、上級では22.7%となり、年代が上がるほど「できる」割合が減少傾向に。職種別では、「営業系」「事務系」で「できる」割合が低かった。役職別では「係長・主任クラス」が最も「できる」割合が高い。
また、習得できているPCのショートカットキーについて聞くと、半数程度が「全部できる」「概ねできる」と回答。職種別では、「営業系」「事務系」「バックオフィス系」で「できる」割合が低く、半数を下回った。
続いて、職場で講じられているセキュリティルールについて、どの程度把握しているか尋ねたところ、62.3%が「把握している」と回答。また、ITリテラシーが高い人は9割以上がセキュリティルールを把握していることがわかった。
ITリテラシーが高い人への印象を聞くと、「仕事ができるように見える」(45.8%)や「物事に詳しいように見える」(32.9%)が上位に。また、年代が下がるほど「かっこよく見える」割合が高くなり、「経営層・役員クラス」では「努力家に見える」傾向も高くなった。