アシックスジャパンが7月21日に発売するランニングシューズ最新作「NOVABLAST 2(ノヴァブラスト 2)」(1万7,600円)。発売に先駆けてローンチイベントが開催された。
アップデートでより安定性が向上
NOVABLAST 2は、爽快な走り心地を追求した「NOVABLAST」(2020年2月発売)の後継モデル。前作と同様、ミッドソールの素材(甲被と靴底の間の中間クッション材)に軽量で反発性に優れた独自開発のスポンジ材「FLYTEFOAM BLAST(フライトフォームブラスト)」が採用されている。アウトソールの前足部にあるくぼみは、トランポリンのように弾む感覚をサポートする。
前作からのアップデートのポイントは3つある。1つ目はミッドソールの形状。ボリューム感のあるミッドソール側面形状の中央部を2レイヤー構造にすることで過度な沈み込みを抑制し、内側のくぼみを外側より浅くして内側への倒れ込みを抑えている。
2つ目は、部位に応じてメッシュの穴の大きさを調整し通気性とフィット性を高めた「エンジニアードメッシュ」を採用したこと。3つ目は、アッパー内側とシュータン(ベロ部)をつなげた構造にすることで、足とシューズの一体感、フィット性を向上させたこと。アップデートを通して、足裏全体でしっかり接地しているような優れた安定性がより向上したという。
走ることを楽しむすべてのランナーへ
アシックスジャパン パフォーマンスランニング事業部 プロダクトプランニング部の臼井聖児部長は、「ランニングの楽しさがもっと味わえるような機能とフィーリングを盛り込んだシューズ。新しいランニングの楽しさを体感して、ランニングライフを少しでも長く続けてもらえる商品として貢献できれば」と語った。
イベントでは、シリアスランナーでファッションランニングアドバイザーの牧野英明さん、プライベートでもランニングを楽しむモデル・ブランドディレクターの山賀琴子さんが登壇。
「持ってみてすごく軽かったので驚いた。履いたら足にフィットして、走ってみたら弾む感覚が足から全身に伝わるような楽しいシューズ」と山賀さん。前作からのファンで「大げさではなく令和ベスト3のシューズ」と絶賛する牧野さんも、「前作からのアップデートを感じとれた。安定感が増してバウンス感がさらにアップしている」と太鼓判を押した。
「ゆっくり走るのにも快適ですが、スピードを出して走ったときのソールが復元してブーストがかかる感じがこのシューズの真骨頂だと思っています。スピードの強弱をつけてシューズの性能を堪能してもらえれば」(牧野さん)
「ただ楽しむだけで走っていたんですが、よりシューズの性能を確かめたいとも思ってよりランニングに行くのが楽しみになりました。ファンランナーの方たちにもすごくおすすめ」(山賀さん)
弾む感覚が楽しい、でも着地は安定
イベント後の試走会に参加して、NOVABLAST 2を履いて走ってみた。デザインのボリューム感に反して、手に持つと軽い。足を入れてみるとしっかりとフィット。トランポリンのように軽快に弾むが、着地は安定している。弾む感覚が楽しくて、どんどん足を前に出したくなる。
外に出て走りたくなるようなデザインも、ランニング習慣を後押ししてくれそうだ。これから走ってみたい、しばらくランニングから遠ざかっていたような人にもおすすめしたい。
カラーはメンズ(24.5~29.0cm(0.5cm刻み)、30.0cm、31.0cm、32.0cm)が「クリアブルー×ホワイト」 と「ブラック×ピュアシルバー」、ウィメンズ(22.5~26.5cm(0.5cm刻み))が「サンダーブルー×ソフトスカイ」。アシックスオンラインストアとアシックス直営店各店、全国のスポーツ用品店などで順次発売される。