トラストバンクは6月25日、「地方暮らしに関するアンケート」の調査結果を発表した。調査は6月10日~16日、東京都内に住む20歳以上の男女1,049名を対象にインターネットで行われた。
調査によると、地方暮らしに関心がある人の割合は58.3%。また、新型コロナウイルス感染拡大によって地方暮らしへの関心が高まった人は60.5%と、昨年調査から14.5%も増えているとのこと。
希望する地方暮らしのスタイルを聞くと、都市部と地方圏のどちらにも生活拠点を持つ「二地域居住」(39.7%)が最多となったものの、昨年比からは2.7%減少。一方、地方圏のみで暮らす「移住・定住」と回答した人は35.4%と、昨年より4.3%増加。さらに、地方暮らしで望む働き方を聞いたところ、27.7%が地方の企業や団体に就職転職・副業を望んでいることがわかった。
地方暮らしをする場合に、どこで暮らしたいか聞いたところ、トップ3は「北海道」(15.6%)、「長野」(11.8%)、「神奈川県(11.5%)となり、また、「青森」(5.7%)、「宮城」(4.9%)、「岩手」(4.7%)といった東北エリアが昨年から順位を上げる結果に。その地域を選んだ理由を尋ねると、「出身地」「住んだことがある」「訪れたことがある」「家族、知人が住んでいる」といった理由をあげた人が多かった。
次に、「ワーケーション」の経験について質問したところ、全体の13.5%がワーケーションをしたことがあり、具体的な地域は「北海道」(21.3%)、「岩手」(18.9%)、「東京」(16%)が上位に。その地域を選んだ理由を聞くと、「食」や「街歩き」が堪能できる場所が人気の理由の一つであることが伺えた。