ダイヤモンド・コンサルティングオフィスは6月8日、「リモートハラスメント」に関する調査結果を発表。調査は5月28日〜30日、1年以上、週1日以上の在宅テレワークを行いつつ、上司とコミュニケーションをとっている20〜40代会社員543名を対象にWEBで行われた。

  • 具体的にどんなことが原因となり、ストレスや不快感が増えていますか?

    具体的にどんなことが原因となり、ストレスや不快感が増えていますか?

長期化する在宅でのテレワーク実施に際し、上司とのコミュニケーションによるストレスが昨年と比べてどう変化しているのか聞いたところ、「変わらない」(43.5%)が最も多く、次いで「(かなり)増えた」という「ストレス増加群」が37.0%、「(かなり)減った」という「ストレス減少群」が19.5%という結果に。

ストレスが減少した要因を聞くと、「不要な出社指示が減った・無くなった」(37.7%)、「参加したくないリモート飲み会への勧誘が減った・無くなった」(32.1%)、「常に仕事をしているかの連絡や確認が減った・無くなった」(28.3%)が上位に。一方、ストレスが増加した原因としては、「常に仕事をしているかの連絡や確認」(30.3%)が最も多く、次いで「参加したくないリモート飲み会への勧誘」(19.9%)、「オンラインでのプライベートに関する内容の質問」(18.4%)と続いた。

  • テレワークを快適に進めるために、上司に気をつけて欲しい点や直して欲しい点

    テレワークを快適に進めるために、上司に気をつけて欲しい点や直して欲しい点

次に、「リモハラ」に該当しやすい事柄を選択肢として、上司に直して欲しい点があるか聞いたところ、「ストレス減少群」は、「特に直して欲しい点や気をつけて欲しい点はない」(39.6%)、「業務時間とプライベートな時間のすみわけ」(34.0%)、「仕事をする上での管理や束縛」(29.2%)が上位に。一方「ストレス増加群」は、「業務時間とプライベートな時間のすみわけ」(41.8%)が最も多く、次いで「仕事をする上での管理や束縛」(28.9%)、「プライベートな事柄に関するコミュニケーション」「チャットやメールでの言葉の使い方」(ともに26.9%)と続き、「特に直して欲しい点や気をつけて欲しい点はない」は14.9%にとどまった。

最後に、「今後、在宅でのテレワークを続けたいですか?」と聞いたところ、「ストレス減少群」は、「在宅でのテレワークを続けたい」(69.8%)、「在宅でのテレワークと出社の併用がいい」(24.5%)と、9割以上が在宅テレワークを取り入れた働き方を希望する結果に。対して、「ストレス増加群」は、「在宅でのテレワークと出社の併用がいい」(39.3%)、「在宅でのテレワークを続けたい」(39.3%)と、こちらも8割近くが在宅テレワークを取り入れた働き方を希望していることがわかった。