日本テレビは13日、役員人事を発表。『行列のできる法律相談所』『世界一受けたい授業』『有吉反省会』『笑ってはいけないシリーズ』などの総合演出を手がける高橋利之 情報・制作局専門局長が、6月1日付で執行役員に昇格する。

日本テレビ本社=東京・汐留

また、6月29日付で小杉善信社長が副会長に、後任の社長には代表取締役で読売新聞出身の杉山美邦氏(日本テレビホールディングス社長)が就任。小杉氏は、日テレHDでも副会長に就任する。

編成局長には、バラエティ番組を制作してきた森實陽三 情報・制作局次長が6月1日付で昇格する。

同日、日テレホールディングスは、2021年度の経営方針を発表。地上波にとどまらないコンテンツ制作のために設けた200億円の投資枠の一部を「コンテンツ戦略費」として予算化し、すでに企画募集を開始して複数のプラットフォームに展開するコンテンツを検討しているという。

また、連絡ツールの電子化で、より少ない人数での番組制作を実現。オンライン上で完結する新たな制作システムを構築し、制作者の負担の大幅な軽減・生産性向上を図る。さらに、温室効果ガスの削減問題など具体的な方針について、今年度中に策定するとしている。